20.16.1 対処手順
実行者 HiRDB管理者及びAdministrators権限保持者
ディスク障害が発生したときの対処手順を次に示します。
- 〈手順〉
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ハードディスクを初期化します。
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パーティションを設定します。
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HiRDBファイルシステム領域を初期設定します。
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システムファイルを作成します。
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RDエリアを回復します。
手順の数字はこの後で説明している( )レベルに対応しています。例えば,3の操作は(3)で説明しています。
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- 〈この項の構成〉
(1) ハードディスクを初期化します
ハードディスクを交換して初期化してください。
(2) パーティションを設定します
初期化したハードディスクに,前と同じようにパーティションを設定してください。
(3) HiRDBファイルシステム領域を初期設定します
実行者 HiRDB管理者
障害が発生したディスク内に作成していたHiRDBファイルシステム領域をpdfmkfsコマンドで初期設定します。
(a) 障害が発生したディスク内にシステムファイルを作成していた場合
pdfmkfsコマンドで,システムファイル用のHiRDBファイルシステム領域を初期設定します。
pdfmkfs -n 40 -l 5 -k SYS -i C:\sysfile_a
- 〔説明〕
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-n:HiRDBファイルシステム領域サイズを指定します。初期設定するHiRDBファイルシステムの領域サイズは,パーティションの領域長と等しいか,又は小さくしてください。パーティションの領域長より大きくすると,そのパーティションに物理的に続くパーティションを破壊する場合があります。
-l:HiRDBファイルシステム領域内に作成するファイル数の上限を指定します。
-k SYS:システムファイル用のHiRDBファイルシステム領域を指定します。
-i:HiRDBファイルシステム領域の全エリアを初期設定する指定です。
C:¥sysfile_a:HiRDBファイルシステム領域名を指定します。
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。
(b) 障害が発生したディスク内にRDエリアを作成していた場合
pdfmkfsコマンドで,RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域を初期設定します。
pdfmkfs -n 40 -l 5 -k DB -i C:\dbarea1
- 〔説明〕
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-n:HiRDBファイルシステム領域サイズを指定します。初期設定するHiRDBファイルシステムの領域サイズは,パーティションの領域長と等しいか,又は小さくしてください。パーティションの領域長より大きくすると,そのパーティションに物理的に続くパーティションを破壊する場合があります。
-l:HiRDBファイルシステム領域内に作成するファイル数の上限を指定します。
-k DB:RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域を指定します。
-i:HiRDBファイルシステム領域の全エリアを初期設定する指定です。
C:¥dbarea1:HiRDBファイルシステム領域名を指定します。
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。
(4) システムファイルを作成します
(3)の(a)で初期設定したHiRDBファイルシステム領域内に,システムファイルを作成します。
pdloginit -d sys -f C:\sysfile_a\log1a -n 2000 1 pdloginit -d sys -f C:\sysfile_a\log2a -n 2000 pdloginit -d sys -f C:\sysfile_a\log3a -n 2000 pdloginit -d sys -f C:\sysfile_a\log4a -n 2000 pdloginit -d spd -f C:\sysfile_a\sync1 -n 1000 2 pdloginit -d spd -f C:\sysfile_a\sync3 -n 1000 pdstsinit -u UNT1 -f C:\sysfile_a\ssts1a -c 500 3 pdstsinit -u UNT1 -f C:\sysfile_a\ssts2a -c 500 pdstsinit -s bes1 -f C:\sysfile_a\b1sts1a -c 500 4 pdstsinit -s bes1 -f C:\sysfile_a\b1sts2a -c 500
- 〔説明〕
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システムログファイルを作成します。
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シンクポイントダンプファイルを作成します。
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ユニット用ステータスファイルを作成します。
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サーバ用ステータスファイルを作成します。
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(5) RDエリアを回復します
障害が発生したディスク内にあったRDエリアをpdrstrコマンドで回復します。RDエリアの回復例については,「データベースの回復方法」を参照してください。
- 注意事項
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障害が発生したディスク内にマスタディレクトリ用RDエリアがある場合は,pdstart -r コマンドでHiRDBを開始して,pdrstrコマンドでマスタディレクトリ用RDエリアを回復してください。マスタディレクトリ用RDエリアに障害が発生したときの対処方法については,「マスタディレクトリ用RDエリアに障害が発生したときの対処方法」を参照してください。