20.4.3 マスタディレクトリ用RDエリアに障害が発生したときの対処方法
マスタディレクトリ用RDエリアに障害が発生した場合,HiRDBは再開始できません。この場合,次に示す手順でRDエリアを回復してください。
- 〈手順〉
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pdstart -rコマンドでHiRDBを開始します。
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pdrstrコマンドで,マスタディレクトリ用RDエリアを回復します。
pdrstr -m C:¥rdarea¥mast¥mast01 -b C:¥pdcopy¥backup01
-l C:¥unld¥unldlog01,C:¥unld¥unldlog02 -w C:¥tmp¥sortwork¥ -r PDBMAST
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pdstopコマンドでHiRDBを終了させます。
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pdstartコマンドでHiRDBを開始してください。
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pdcloseコマンドで障害が発生したRDエリア(マスタディレクトリ用RDエリアを除く)をクローズします。
pdclose -r rdarea01,rdarea02
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データベース回復ユティリティ(pdrstrコマンド)で,障害が発生したRDエリアを回復します。
pdrstr -m C:¥rdarea¥mast¥mast01 -b C:¥pdcopy¥backup01
-l C:¥unld¥unldlog01,C:¥unld¥unldlog02 -w C:¥tmp¥sortwork¥ -r rdarea01,rdarea02
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pdrels -oコマンドで,回復したRDエリアの障害閉塞を解除して,オープンします。
pdrels -r rdarea01,rdarea02 -o
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。
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