11.4.2 HiRDBを終了してサーバを追加する場合
HiRDB/パラレルサーバのユニット3にフロントエンドサーバ(FES3)とバックエンドサーバ(BES4)を追加します。このときの手順を説明します。
- 〈この項の構成〉
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(1) ユニット3のメモリ所要量を確認します
サーバを追加するため,ユニット3のメモリ所要量を見積もり直してください。メモリ所要量の見積もりについては,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。
(2) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します
pdstop
必ず正常終了させてください。
(3) pdloglsコマンドでユニット3のシステムログファイルの状態をチェックします
pdlogls -d sys -s bes3
(4) pdlogunldコマンドでアンロード待ち状態のシステムログファイルをアンロードします
pdlogunld -d sys -s bes3 -g log01 -o C:\unld\unldlog01
システムログをアンロードする運用をしていない場合は,pdcopyコマンドで全RDエリアのバックアップを取得してください。バックアップの取得については,「バックアップの取得例」を参照してください。
(5) pdlogrm及びpdstsrmコマンドでユニット3のシステムファイルを削除します
pdlogrm -d sys -s bes3 -f C:\sysarea\log01 1 : pdlogrm -d spd -s bes3 -f C:\sysarea\sync01 2 : pdstsrm -s bes3 -f C:\sysarea\ssts01 3 : pdstsrm -u UNT3 -f C:\sysarea\usts01 4 :
- 〔説明〕
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BES3のシステムログファイルを削除します。
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BES3のシンクポイントダンプファイルを削除します。
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BES3のサーバ用ステータスファイルを削除します。
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ユニット3のユニット用ステータスファイルを削除します。
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(6) HiRDBシステム定義を変更します
サーバ構成の変更を反映したHiRDBシステム定義を作成してください。また,(10)でRDエリアを追加又は移動する場合はグローバルバッファの定義も修正してください。
(7) pdloginit及びpdstsinitコマンドでユニット3に必要なシステムファイルを作成します
pdloginit -d sys -s fes3 -f C:\sysarea\log01 -n 5000 1 : pdloginit -d spd -s fes3 -f C:\sysarea\sync01 -n 5000 2 : pdstsinit -s fes3 -f C:\sysarea\ssts01 -c 3000 3 : pdstsinit -u UNT3 -f C:\sysarea\usts01 -c 3000 4 :
- 〔説明〕
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FES3,BES3,及びBES4のシステムログファイルを作成します。
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FES3,BES3,及びBES4のシンクポイントダンプファイルを作成します。
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FES3,BES3,及びBES4のサーバ用ステータスファイルを作成します。
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ユニット3のユニット用ステータスファイルを作成します。
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ステータスファイルを再作成したため,RDエリアの障害閉塞状態は引き継がれません。したがって,HiRDBの正常開始後,必要に応じてpdholdコマンドでRDエリアを再度閉塞してください。
(8) pdconfchkコマンドでHiRDBシステム定義をチェックします
pdconfchk
エラーがある場合はHiRDBシステム定義を修正して,再度pdconfchkコマンドを実行してください。
(9) pdstartコマンドでHiRDBを正常開始します
pdstart
(10) pdmodコマンドでRDエリアを追加又は移動します
必要に応じてBES4にRDエリアを追加又は移動してください。RDエリアの追加については,「RDエリアを作成する方法(RDエリアの追加)」を参照してください。RDエリアの移動については,「RDエリアを移動する方法(RDエリアの移動)」を参照してください。
(11) クライアント環境定義を変更します
クライアント環境定義の次に示すオペランドに,追加したフロントエンドサーバ(FES3)を必要に応じて指定してください。
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PDFESHOST
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PDSERVICEGRP
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PDSERVICEPORT
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。