Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(Windows(R)用)


5.2.2 予備ファイルがない場合

次に示すどちらかの方法で予約ファイルを予備にしてください。予約ファイルがない場合はステータスファイルを追加してください。追加方法については,「ステータスファイルを新規追加する場合」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) ステータスファイルの実体がある場合

ステータスファイルの実体があるとは,pdstsinitコマンドでステータスファイルを作成しているという意味です。

〈手順〉
  1. pdlsコマンドで実体がある予約ファイルを確認してください。ファイルの状態がCLOSEと表示されます。

    pdls -d sts -s b001

  2. pdstsopenコマンドで予約ファイルを予備にしてください。

    pdstsopen -s b001 -n sstsfg01

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

(2) ステータスファイルの実体がない場合

ステータスファイルの実体がないとは,pdstsinitコマンドでステータスファイルを作成しないで,HiRDBシステム定義にステータスファイルの定義をしただけの状態のことです。

〈手順〉
  1. pdlsコマンドで実体がない予約ファイルを確認してください。ファイルの状態がNONEと表示されます。

    pdls -d sts -s b001

  2. pdstsinitコマンドでステータスファイルを作成します。作成するステータスファイルの名称は,HiRDBシステム定義で定義したステータスファイル名称と同じにしてください。

    pdstsinit -s b001 -f C:¥sysfile01¥ssts1a -l 4096 -c 1000

    pdstsinit -s b001 -f C:¥sysfile01¥ssts1b -l 4096 -c 1000

  3. pdstsopenコマンドで,2で作成したステータスファイルをオープンします。

    pdstsopen -s b001 -n sstsfg01

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。