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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


32.3.6 バージョンアップ手順

リードレプリカ機能を適用している環境でHiRDBシステムのバージョンアップを行う場合は,更新DB,参照DBの順にバージョンアップを実施してください。

バージョンアップ手順を次の表に示します。

表32‒11 バージョンアップ作業手順

フェーズ

内容

実施するDB

更新DB

参照DB

事前準備

参照DBへのデータの反映

バージョンアップ

更新DBのHiRDBシステムのバージョンアップ

参照DBのHiRDBシステムのバージョンアップ

(凡例)

○:実行するHiRDBシステムを表します。

−:該当しません。

〈この項の構成〉

(1) 参照DBへのデータの反映

バージョンアップ実施前までのアンロードログファイルを使用して,更新DBから参照DBに未反映のデータをすべて反映してください。なお,バージョンアップ時に出力される更新ログは反映不要です。

反映後は,更新DBの更新処理が発生していない状態のままで,更新DBのバージョンアップを実施してください。

(2) 更新DBのHiRDBバージョンアップ

更新DBのHiRDBをバージョンアップしてください。バージョンアップ手順については,マニュアル「HiRDBシステム導入・設計ガイド」を参照してください。

(3) 参照DBのHiRDBバージョンアップ

参照DBのHiRDBをバージョンアップしてください。バージョンアップ手順については,マニュアル「HiRDBシステム導入・設計ガイド」を参照してください。

なお,バージョンアップ手順にある「データベース複写ユティリティ(-M rオプション指定)で,全RDエリアのバックアップを取得します。」の実施は任意とします(事前準備によって,更新DBから参照DBへデータの反映ができているためです)。