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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


32.1.6 他機能との連携

参照DBを使用するうえで注意が必要な機能を次の表に示します。

表32‒4 使用するうえで注意が必要な機能一覧

機能名

注意事項

統計情報の取得

pdrrprefコマンドを実行して更新DBの更新内容を参照DBに反映する場合,反映処理の統計情報を取得します。そのため,参照DBの統計ログには反映処理の統計情報が混在します。

CREATE TABLE WITHOUT ROLLBACKオプション

反映対象表に対するSQL文やトランザクションの決着順序によって,参照DBへ更新内容を反映する際にpdrrprefコマンドがエラー終了するおそれがあります。

pdrrprefコマンドがエラーになった場合は,「参照DBのデータベース再作成手順」を参照して参照DBのデータベースを再作成する必要があります。

次にpdrrprefコマンドがエラー終了する例を示します。

次に示す順番で2つのトランザクションを実行した場合,pdrrprefコマンド実行時にエラーが発生します。

  1. TRN1:INSERT実行

  2. TRN2:TRN1のINSERTに対するUPDATE

  3. TRN2:COMMIT

  4. TRN1:COMMIT

データベース暗号化機能(暗号化HiRDBファイルシステム領域)

マニュアル「HiRDBデータベース暗号化機能」を参照してください。

リードレプリカ構成で使用できない機能を次に示します。使用できない機能については,ユーザでシステム定義等の無効化を行ってください。

運用コマンド及びユティリティ実行の実行可否については,マニュアル「HiRDBコマンドリファレンス」の「リードレプリカ機能使用時の運用コマンド・ユティリティの実行について」を参照してください。