8.14.2 利点
サーバプロセスのメモリサイズ監視機能を適用すると,次に示すような問題を解決できます。
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特定のSQL処理でサーバの常駐プロセスのメモリサイズが大きくなり,システムの空きメモリを圧迫している場合
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ユティリティ実行時,ローカルバッファサイズやソート用ワークバッファサイズに大きな値を指定して,サーバの常駐プロセスのメモリサイズが大きくなり,システムの空きメモリを圧迫している場合
HiRDBは不要となったメモリを解放しますが,OSはプログラムがメモリを解放しても,領域自体は該当するサーバプロセス内のメモリ管理機構で保持しています。このため,一度でも大量の領域を使用して大きくなったプロセスサイズは小さくなることはなく,特に常駐プロセスの場合はシステムを圧迫し続けます。この機能を適用すると,常駐プロセスであってもプロセスを終了させるため,メモリを圧迫する問題を回避できます。
なお,この機能の適用によって,現在使用中のジョブの実行に影響を与えることはありません。