8.14.1 サーバプロセスのメモリサイズ監視機能とは
1サーバプロセスが使用した作業用メモリサイズがある値を超えた場合に,次の表に示す契機でサーバプロセスを終了させます。これをサーバプロセスのメモリサイズ監視機能といいいます。
サーバの種類 |
プロセス名称 |
プロセスの終了契機 |
---|---|---|
シングルサーバ |
pdsds |
UAPの切り離し時※1 ユティリティの終了時 |
フロントエンドサーバ |
pdfes |
|
ディクショナリサーバ |
pddic |
トランザクション決着時※2 ユティリティの終了時 |
バックエンドサーバ |
pdbes |
- 注※1
-
この機能が適用されるUAPの切り離し時とは,次に示す場合です。
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UAPが終了した場合
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UAPがDISCONNECT文を発行した場合
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HiRDBのXA接続用クライアントライブラリを使用したOpenTP1のユーザサーバプロセスが終了した場合
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HiRDBのXA接続用クライアントライブラリを使用したOpenTp1のユーザサーバで,trn_rm_open_close_scopeオペランドにtransactionを指定しているときに,ユーザサーバプロセス上で実行されるトランザクションが決着(コミット又はロールバック)した場合
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HiRDB Datareplicatorによるデータの反映時,反映情報キューファイルの終端検知後,一定時間(反映システム定義discintvlパラメタ指定値)までに次の反映要求がなかった場合
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- 注※2
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この機能が適用されるトランザクションの決着時とは,次に示す場合です。
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注※1で説明したUAPの切り離しが発生した場合
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UAPがCOMMIT文又はROLLBACK文を発行した場合
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SQLエラーによってUAPが内部ロールバックした場合
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HiRDBのXA接続用クライアントライブラリを使用したOpenTp1のユーザサーバで,ユーザサーバプロセス上で実行されるトランザクションが決着(コミット又はロールバック)した場合
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SQL処理などで使用するメモリサイズがこの機能の監視対象になります。HiRDB開始時に確保するメモリサイズは監視対象外になります。サーバプロセスのメモリサイズ監視機能の対象範囲を次の図に示します。