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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


29.1 バッチジョブ分散実行システムとHiRDB

データ量の増大に伴い,バッチ処理時間が長くなり,バッチ処理の高速化が求められています。バッチジョブ分散実行システムは,大量の入力データを分割し,分割したデータを複数のホスト上で並列に処理することでバッチ処理を高速化します。バッチジョブ分散実行システムについては,マニュアル「uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引」を参照してください。

バッチジョブ分散実行システムが処理するデータをHiRDBに格納することで,バッチジョブ分散実行システムとHiRDBを組み合わせたシステムを構築できます。ここでは,バッチジョブ分散実行システムとHiRDBを組み合わせたシステム構成例,及びその場合に有効な運用(HiRDB稼働中にユニットを追加する運用)について説明します。

なお,バッチジョブ分散実行システムと組み合わせ,HiRDB稼働中にユニットを追加する運用ができるのは,Linux版HiRDB/パラレルサーバです。

〈この節の構成〉