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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


26.8.2 計画系切り替え

ここでは計画系切り替えの方法について説明します。

代替BESユニットに計画系切り替えをする場合は,代替部が待機状態である必要があります。正規BESユニットに系を切り戻す場合は,正規BESユニットが待機状態である必要があります。計画系切り替えの手順を次に示します。

〈手順〉代替BESユニットに系を切り替える場合

[図データ]

  1. pdstop -zコマンドで正規BESユニットを終了します。この操作はクラスタソフトウェアがHAモニタ以外のときだけ行ってください。

    また,Hitachi HA Toolkit Extensionのtermcommandオペランドにpdstopコマンドを指定している場合は,2のコマンドの延長でHitachi HA Toolkit Extensionがpdstopコマンドを実行するため,pdstopコマンドを実行する必要はありません。

  2. クラスタソフトウェアのコマンド(HAモニタの場合はmonswapコマンド)で計画系切り替えをしてください。計画系切り替えの方法については,各クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。

前記の手順で計画系切り替えをすると,代替BESユニットで正規BESユニットの処理が行われます。正規BESユニットは停止中になります。正常状態に戻す場合は次に示す手順で再度計画系切り替えをしてください。

〈手順〉正規BESユニットに系を切り戻す場合

[図データ]

  1. pdstart -qコマンドで正規BESユニットを待機状態にします。

  2. クラスタソフトウェアのコマンド(HAモニタの場合はmonswapコマンド)で計画系切り替えをしてください。このとき,代替部の待機状態が解除されます。

  3. pdstart -q -cコマンドで代替部を待機状態にします。