26.8.1 HiRDBの運用方法の違いは?
系切り替え機能を使用する場合は,使用しない場合に比べて次に示す運用方法が異なります。
(1) HiRDBの開始方法
(a) 1:1スタンバイレス型系切り替え機能の場合
HiRDBを開始するときに実行するコマンドを次の表に示します。
目的 |
実行するコマンド |
備考 |
---|---|---|
pdstart -q |
代替中で正規BESユニットが停止している場合にこのコマンドを実行すると,正規BESユニットが待機状態※1になります。 |
|
pdstart -q |
代替BESユニット内の代替部も一緒に開始します。正常状態の場合は代替部が待機状態※2になります。 |
|
pdstart -q -c |
自動的に開始するので代替部を停止,切り戻したとき以外は,実行する必要がありません。 |
- 注
-
サーバ単位の開始はできません。
- 注※1
-
正規BESユニットが待機状態でないと正規BESユニットに系を切り戻せません(代替中から正常状態に戻れません)。正規BESユニットが待機状態の場合は,pdls -d haコマンドの実行結果で系の状態がSBYと表示されます。
- 注※2
-
代替部が待機状態でないと系を切り替えられません。代替BESユニットが待機状態の場合は,pdls -d haコマンドの実行結果で系の状態がSBYと表示されます。
(b) 注意事項
- 共通の注意事項
-
-
pdstart -qコマンドを実行する場合は,最初のユニットを開始した時点から20分以内に全ユニットを開始するようにしてください。20分以内に全ユニットを開始できない場合はHiRDBの開始処理を中止します。なお,この20分という制限時間はpd_reduced_check_timeオペランドの値によって変わります。20分はこのオペランドの省略値です。
-
待機系HiRDBでpdstartコマンドを実行する場合はオプションの指定に制限があります。-iオプション,-rオプション,及びdbdestroyオプションを指定できません。
-
pdstart -r又はpdstart -Rコマンドを実行する前に共有リソースを活性化してください。なお,HAモニタによるサーバモードの系切り替え機能を使用している場合は,pdstart -r -t又はpdstart -R -tコマンドを実行すると,HiRDBの開始と同時に共有リソースを活性化できます。このとき活性化するリソースは,HAモニタのservers定義ファイルに定義している,共有ディスク,IPアドレスなどです。
-
pdstart -r又はpdstart -Rコマンドを実行する場合は,実行系及び待機系HiRDBを終了した後にpdstart -r又はpdstart -Rコマンドを実行してください。pdstart -r又はpdstart -RコマンドでHiRDBを開始した場合,HiRDBは系切り替えの対象になりません。データベースの回復処理などが終了した後に,一度HiRDBを終了してから実行系及び待機系HiRDBを開始してください。
-
- 1:1スタンバイレス型系切り替え機能使用時の注意事項
-
ここで説明する注意事項はHitachi HA Toolkit Extensionを使用しているときだけ該当します。Hitachi HA Toolkit Extensionを使用していない場合は該当しません。
正規BESユニットと代替BESユニットは片方を開始してから20分以内に他方を開始してください。実行系ユニットが開始していない状態で待機系ユニットを開始すると,待機系ユニットは実行系ユニットの開始完了を待ち合わせます。待ち合わせ時間内に実行系ユニットが開始しない場合,待機系ユニットはアボートコードPhi1012を出力して異常終了します。
なお,正常時は正規BESユニットが実行系になり,代替部が待機系になります。代替中は代替部が実行系になり,正規BESユニットが待機系になります。
- MC/ServiceGuard使用時の注意事項
-
-
HiRDBを開始する場合は,実行系でMC/ServiceGuardのパッケージが正常に開始されている必要があります。したがって,HiRDBの開始前にパッケージが起動されているかを確認してください。パッケージが開始されているかの確認,及びパッケージの起動はMC/ServiceGuardのコマンドで行います。
-
実行系ユニットを停止した場合(ユニットの異常終了を含む),そのノードをMC/ServiceGuardが「系切り替えできない」と認識することがあります。この場合,そのノードでHiRDBを待機中としていても系が切り替わりません。MC/ServiceGuardのコマンドで「系切り替え可能」状態にしてください。
-
- Hitachi HA Toolkit Extension使用時の注意事項
-
Hitachi HA Toolkit Extensionのサービスプロセスを起動しないでHiRDBを開始すると,両系とも待機系として開始してしまいます。この場合は次の表に示す手順で対処してください。
- 注※
-
ユニットの開始処理が完了したことを確認するには次に示す方法があります。
-
pdlsコマンドの実行結果のSTATUSにACTIVEと表示されている
-
KFPS05210-I又はKFPS05110-Iメッセージが出力されている
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- HAモニタ使用時の注意事項
-
実行系ユニットを開始する場合,HAモニタのmonshowコマンドで待機系ユニットが停止していることを確認してから,実行系ユニットを開始してください。なお,monshowコマンドを実行すると,停止している系は表示されません。待機系の状態が表示された場合は停止していないことを示します。
また,実行系ユニットを停止した直後に実行系ユニットを開始すると,待機系ユニットが停止処理中のために,実行系ユニットがKFPS01878-I及びKFPS00715-Eメッセージを出力して開始できない場合があります。実行系ユニットが開始できなかった場合には,次の手順で開始してください。
-
HAモニタのmonshowコマンドで待機系ユニットが停止していることを確認してください。
-
pdrpauseコマンドを実行して,プロセスサーバプロセスを再起動してください。
-
pdstartコマンドで実行系ユニットを開始してください。
-
(2) HiRDBの終了方法
(a) 1:1スタンバイレス型系切り替え機能の場合
1:1スタンバイレス型系切り替え機能使用時のHiRDBの終了方法を次の表に示します。
目的 |
実行するコマンド |
備考(ほかのユニット又は代替部への影響) |
|
---|---|---|---|
HiRDBの終了 |
pdstop |
代替BESを意識した操作は必要ありません。代替中でも操作は変わりません。 |
|
pdstop -u |
代替部の待機状態※1が解除されます。 |
||
正常時 |
pdstop -u |
代替BESユニット内の代替部の待機状態※1が解除されます。 |
|
代替中 |
代替BESユニット内の代替部も停止します。 また,正規BESユニットが待機状態※2の場合は,待機状態を解除します。 |
||
pdstop -u |
ユニット識別子には正規BESユニットのユニット識別子を指定します。 |
||
hatesbystp※3 |
なし。 |
||
hatesbystp※4 |
- 注
-
サーバ単位の終了はできません。
- 注※1
-
代替部が待機状態でないと代替BESユニットに系を切り替えられません。代替部が待機状態の場合は,pdls -d haコマンドの実行結果で系の状態がSBYと表示されます。
- 注※2
-
正規BESユニットが待機状態でないと正規BESユニットに系を切り戻せません(代替中から正常状態に戻れません)。正規BESユニットが待機状態の場合は,pdls -d haコマンドの実行結果で系の状態がSBYと表示されます。
- 注※3
-
HAモニタのmonsbystpコマンド又はHitachi HA Toolkit Extensionのhatesbystpコマンドで,代替部の待機状態を解除します。なお,hatesbystpコマンドには,待機状態を解除する代替部に対応する正規BESユニットのエイリアス名を指定してください。
- 注※4
-
HAモニタのmonsbystpコマンド又はHitachi HA Toolkit Extensionのhatesbystpコマンドで,正規BESユニットの待機状態を解除します。なお,hatesbystpコマンドには,待機状態を解除する正規BESユニットのユニット識別子を指定してください。
代替BESユニット又は正規BESユニットの終了方法を例で説明します。
- (例1)正規BESユニットを終了する場合(正常時,片方向代替構成)
- 〔説明〕
-
-
pdstop -uコマンドで正規BESユニット(UNT1)を停止します。正規BESユニット(UNT1)を停止すると,代替BESユニット(UNT2)のBES1の代替部も自動で停止します。正規BESユニット(UNT1)を停止しないでBES1の代替部だけを停止したい場合はhatesbystp UNT1を実行してください。
なお,停止中の正規BESユニット(UNT1)を開始する場合は,次に示す手順で開始してください。
-
pdstart -qコマンドで正規BESユニット(UNT1)を開始します。
-
pdstart -q -cコマンドでBES1の代替部を待機状態にします。
-
- (例2)代替BESユニットを終了する場合(正常時,片方向代替構成)
- 〔説明〕
-
-
pdstop -uコマンドで代替BESユニット(UNT2)を停止します。
なお,停止中の代替BESユニット(UNT2)を開始する場合は,次に示す手順で開始してください。
-
pdstart -qコマンドで代替BESユニット(UNT2)を開始します。このとき,BES1の代替部も待機状態になります。
-
- (例3)正規BESユニットを終了する場合(正常時,相互代替構成)
- 〔説明〕
-
-
pdstop -uコマンドで正規BESユニット(UNT1)を停止します。正規BESユニット(UNT1)を停止すると,BES2の代替部,及び代替BESユニット(UNT2)のBES1の代替部が自動で停止します。正規BESユニット(UNT1)を停止しないでBES1の代替部だけを停止したい場合はhatesbystp UNT1を実行してください。
なお,停止中のユニット(UNT1)を開始する場合は,次に示す手順で開始してください。
-
pdstart -qコマンドでユニット(UNT1)を開始します。このとき,BES2の代替部も待機状態になります。
-
pdstart -q -cコマンドでBES1の代替部を待機状態にします。
-
- (例4)代替BESユニットを終了する場合(代替中,片方向代替構成)
- 〔説明〕
-
-
pdstop -uコマンドで代替BESユニット(UNT2)を停止します。
なお,正常状態に戻す場合は,次に示す手順で開始してください。
-
BES1用のパッケージを切り戻してください。この操作はHitachi HA Toolkit Extensionを使用しているときだけ必要になります。
-
pdstart -qコマンドで代替BESユニット(UNT2)を開始します。
-
pdstart -qコマンドで正規BESユニット(UNT1)を開始します。
-
- (例5)代替BESユニットを終了する場合(代替中,相互代替構成)
注※ BES2の代替部は起動していない状態です。
- 〔説明〕
-
-
pdstop -uコマンドで代替BESユニット(UNT2)を停止します。代替BESユニット(UNT2)を停止すると,BES1の代替部が自動で停止します。また,正規BESユニット(UNT1)が待機状態の場合は待機状態を自動で解除します。
なお,正常状態に戻す場合は,次に示す手順で開始してください。
-
BES1用のパッケージを切り戻してください。この操作はHitachi HA Toolkit Extensionを使用しているときだけ必要になります。
-
pdstart -qコマンドでユニット(UNT2)を開始します。
-
pdstart -qコマンドでユニット(UNT1)を開始します。
-
- (例6)代替部を終了する場合(代替中,片方向代替構成)
- 〔説明〕
-
-
hatesbystpコマンドでユニット(UNT1)を停止します。
-
pdstop -uコマンドでユニット(UNT2)を停止します。
なお,正常状態に戻す場合は,次に示す手順で開始してください。
-
BES1用のパッケージを切り戻してください。この操作はHitachi HA Toolkit Extensionを使用しているときだけ必要になります。
-
pdstart -qコマンドでユニット(UNT1)を開始します。
-
- (例7)代替部の待機状態を解除する場合(正常時,相互代替構成)
- 〔説明〕
-
-
hatesbystpコマンドでBES2の代替部の待機状態を解除します。
なお,停止中のBES2の代替部を待機状態にする場合は,次に示す手順で待機状態にしてください。
-
pdstart -q -cコマンドでBES2の代替部を待機状態にします。
-
- (例8)待機状態のユニットを停止する場合(代替中,相互代替構成)
注※ BES2の代替部は起動していない状態です。
- 〔説明〕
-
-
hatesbystpコマンドでユニット(UNT1)を停止します。
なお,停止中のユニット(UNT1)を待機状態にする場合は,次に示す手順で待機状態にしてください。
-
pdstart -qコマンドでユニット(UNT1)を待機状態にします。
-
(3) 状態の確認
(a) ユニット,及びサーバの稼働状態
系切り替え機能適用時のユニット,及びサーバの稼働状態確認方法を次の表に示します。
コマンド |
出力情報 |
---|---|
pdls -d svr |
|
(b) 系の状態確認
系切り替え機能適用時の系の状態の確認方法を次の表に示します。
コマンド |
出力情報 |
---|---|
pdls -d ha |
|
monshow(HAモニタ使用時だけ) |
|
hateshow(Hitachi HA Toolkit Extension使用時だけ) |
|
- 注※1 次の分類で状態を表示します。
-
実行処理中/待機処理中/実行サーバとして起動中/待機サーバとして起動中/実行サーバとして停止処理中/待機サーバとして停止処理中/実行サーバとして再起動待ち中/待機サーバとして再起動待ち中/サーバ切り替え待ち中/連動サーバ切り替え待ち中
- 注※2 次の分類で状態を表示します。
-
実行処理中/待機処理中/実行サーバとして起動中/待機サーバとして起動中/実行サーバとして停止処理中/待機サーバとして停止処理中/実行サーバとして再起動待ち中
- 注※3 次の分類で状態を表示します。
-
実行サーバの起動完了/待機サーバの起動完了/実行サーバの起動中/待機サーバの起動中/実行サーバの停止処理中/待機サーバの停止処理中/実行サーバの再起動待ち状態/サーバ未起動
(c) コマンド又はユティリティを実行できるか確認する方法
現用系のシステムマネジャユニットでpdls -d svrコマンドを実行してください。
-
現用系で実行したpdls -d svrコマンドの終了ステータスが0の場合
現用系が実行系のため,現用系でコマンド又はユティリティを実行してください。
-
現用系で実行したpdls -d svrコマンドの終了ステータスが8の場合,又はpdls -d svrコマンドが実行できない場合(リモートシェル実行不可,ログイン不可など)
予備系が実行系の可能性があります。予備系のシステムマネジャユニットで,pdls -d svrコマンドを実行し,予備系が実行系になっていることを確認してください。
-
現用系又は予備系で実行したpdls -d svrコマンドの終了ステータスが4の場合
一部のユニットが停止しているか,HiRDBが開始処理中又は終了処理中の可能性があります。
一部のユニットが停止している場合は,停止中のユニットを開始してください。障害でユニットが停止している場合は,syslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いた後に,停止中のユニットを開始してください。
HiRDBが開始処理中又は終了処理中の場合は,5秒程度の間隔でpdls -d svrコマンドを終了ステータスが4でなくなるまで繰り返し実行してください。pd_system_complete_wait_timeオペランドに指定した時間を目安に,pdls -d svrコマンドを繰り返し実行してください。
(4) 統計ログファイルの運用
1:1スタンバイレス型系切り替え機能の場合,統計ログファイルは,二つのファイル(pdstj1,pdstj2)から構成されています。これらのファイルは現用系HiRDBシステムに一組作成されます。切り替え先では代替BESユニットの統計ログファイルを共用するため,予備系用のファイルは作成されません。したがって,HiRDB管理者は,正規BESユニットのファイルと代替BESユニットのファイルで運用してください。
(a) アンロード統計ログファイルの作成
系切り替えが発生した場合,切り替わり先ホストで使用する統計ログファイルは,切り替え先の代替BESユニットが使用中のファイルです。統計ログ出力先ファイルは,それぞれのホストに分散しているので,アンロード統計ログファイルを特定のサーバマシンに作成してください。
アンロード統計ログファイルを作成するタイミングは,次のとおりです。
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統計ログファイルがスワップしたとき
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系切り替えが発生したとき
系切り替え機能使用時のアンロード統計ログファイルの作成例(1:1スタンバイレス型系切り替えの場合)を次の図に示します。
- ポイント
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統計ログファイルは各サーバマシンで同じファイル名になるので,そのまま同じ名称でアンロード統計ログファイルを作成しないようにしてください。HiRDBが提供するシェルスクリプト(pdstjacm)を使用する場合も,同じ名称にならないようにシェルスクリプトを変更して使用してください。
また,統計ログファイルは系が切り替わると,切り替え先のホストとして扱います。
(b) 系が切り替わった後の統計情報の取得処理
ここでは,代替中の統計情報の取得処理について説明します。代替中の正規BESの統計情報を取得するかどうかは代替BESの統計情報の取得有無に従います。取得する統計情報の種類も代替BESと同じになります。代替中の統計情報の取得処理を次の図に示します。
- 〔説明〕
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代替中の場合,BES1とBES2の統計情報の取得処理は次のようになります。
-
BES1:代替BES(BES3)と同じbuf,dfwを取得します。
-
BES2:代替BES(BES4)と同じsysを取得します。
BES3とBES4については変わりありません。
代替BESユニット(UNT2)の統計ログファイルには,BES3とBES4の統計情報に加えて,BES1とBES2の統計情報が出力されます。
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- 備考
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代替中の正規BESと代替BESの統計情報の取得有無,及び取得する統計情報の種類が同じになります。図「代替中の統計情報の取得処理」を例にして説明します。
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BES3の統計情報の取得をpdstendコマンドでやめると,BES1の統計情報も取得されなくなります。同様に,BES1の統計情報の取得をpdstendコマンドでやめると,BES3の統計情報も取得されなくなります。
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BES3の取得する統計情報の種類をpdstbegin又はpdstendコマンドで変更すると,BES1の統計情報の種類も変更されます。同様に,BES1の取得する統計情報の種類をpdstbegin又はpdstendコマンドで変更すると,BES3の統計情報の種類も変更されます。
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- 系を切り戻した場合
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系を切り戻した場合(代替中から正常状態に戻した場合),正規BESの統計情報の取得有無,及び取得する統計情報の種類は次に示すオペランドの指定に従います。
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pd_statistics
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pdstbegin
したがって,pdstbeginコマンドで統計情報の取得有無を変更している場合,又は取得している情報の種類を変更している場合は,再度pdstbeginコマンドを実行する必要があります。
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(c) 統計解析ユティリティの実行
正規BESユニット,及び代替BESユニットで作成したアンロード統計ログファイルを入力情報として,統計解析ユティリティを実行してください。このとき,系切り替え前のファイルはOSのコマンドなどを使用して手動でコピーする必要があります。なお,系切り替え中のサーバの統計情報は,代替BESユニットに属するサーバの情報として処理されます。
ただし,障害などで系が切り替わった場合,切り替わる直前の統計ログのファイルを正しく取得されていません。このため,統計解析ユティリテイを実行しても誤差が発生することがありますので,この点を考慮した上でチューニングなどに使用してください。