26.7.4 系が切り替わった後の運用方法
IPアドレスを引き継ぐ場合は現用系と予備系のホスト名が同じであるため,系切り替えが発生しても特に運用は変わりません。IPアドレスを引き継がない場合は現用系と予備系のホスト名が異なるため,次に示す運用が必要になります。
(1) 運用コマンド及びユティリティ
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系が切り替わった後も,運用コマンドやユティリティに指定するホスト名又はユニット識別子を変更する必要はありません。ホスト名には現用系のホスト名を常に指定します。pdunitオペランドの-xオプションで指定したホスト名を指定します。
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できるだけユニット識別子を指定してください。そうすれば,ホスト名を意識する必要がありません。
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HiRDB/シングルサーバの場合は,運用上のトラブルを避けるためホスト名を省略することをお勧めします。ホスト名を指定するのはユティリティ専用ユニットを操作するときだけにしてください。
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運用コマンドの処理結果には現用系のホスト名が表示されることがあります。
(2) メッセージ
メッセージには現用系のホスト名が表示されることがあります。
(3) 統計情報の取得
系が切り替わった後の統計情報の取得処理については,「系が切り替わった後の統計情報の取得処理」を参照してください。
(4) クライアント環境定義
(a) HiRDB/シングルサーバの場合
PDHOSTオペランドに現用系のホスト名だけを指定した場合にここで説明する運用が必要です。IPアドレスを引き継ぐ系切り替え構成の場合,若しくはクライアント環境定義のPDHOSTオペランドに現用系及び予備系の二つのホスト名を指定した場合は必要ありません。詳細は,「IPアドレスを引き継ぐかどうかでのホスト名の運用方法の違い」を参照してください。
PDHOSTオペランドには接続するHiRDBのホスト名を指定するため,系が切り替わった場合にPDHOSTオペランドの指定を実行系のホスト名に変更する必要があります。したがって,系が切り替わった場合,HiRDB管理者はクライアントユーザにHiRDBのホスト名が替わったことを知らせてください。クライアントユーザはPDHOSTオペランドの指定を変更してください。その後,UAPを再実行してください。この操作をしないとUAPを実行できません。PDHOSTオペランドについては,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
(b) HiRDB/パラレルサーバの場合
次に示すオペランドに現用系のホスト名だけを指定した場合にここで説明する運用が必要です。IPアドレスを引き継ぐ系切り替え構成の場合で,次に示すオペランドに現用系及び予備系の二つのホスト名を指定したときは必要ありません。詳細は,「IPアドレスを引き継ぐかどうかでのホスト名の運用方法の違い」を参照してください。
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PDHOST
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PDFESHOST(マルチフロントエンドサーバを使用する場合)
これらのオペランドには接続するHiRDBのホスト名(PDHOSTにはシステムマネジャのホスト名を,PDFESHOSTにはフロントエンドサーバのホスト名を指定します)を指定するため,系が切り替わった場合にオペランドの指定を実行系のホスト名に変更する必要があります。したがって,系が切り替わった場合,HiRDB管理者はクライアントユーザにHiRDBのホスト名が替わったことを知らせてください。クライアントユーザはこれらのオペランドの指定を変更してください。その後,UAPを再実行してください。この操作をしないとUAPを実行できません。PDHOST及びPDFESHOSTオペランドについては,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
- 備考
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システムマネジャのユニットに系切り替えが発生したときだけ,PDHOSTオペランドの指定を変更する必要があります。
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フロントエンドサーバのユニットに系切り替えが発生したときだけ,PDFESHOSTオペランドの指定を変更する必要があります。
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システムマネジャ又はフロントエンドサーバを定義していないユニットの系切り替えが発生しても,PDHOST及びPDFESHOSTオペランドの指定を変更する必要はありません。
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