Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


20.20.3 環境設定

RDエリアの入出力エラーが発生したときにHiRDBを異常終了させるには,次に示す環境設定が必要です。

〈この項の構成〉

(1) pd_db_io_error_actionオペランドの指定

pd_db_io_error_actionオペランドにunitdownを指定してください。

(2) 系切り替え機能を使用する場合

系切り替え機能を使用する場合は,次の箇所を参照してください。

(3) pd_mode_confオペランドの指定(系切り替え機能を使用しない場合限定)

HiRDBの異常終了後にHiRDBが自動的に再開始しないように,pd_mode_confオペランドにMANUAL2を指定してください。MANUAL2以外を指定すると,HiRDBの異常終了後にHiRDBが自動的に再開始します。この場合,同じRDエリアで入出力エラーが発生し,そのRDエリアを障害閉塞状態にします。したがって,pd_db_io_error_action=unitdownを指定した意味がなくなります。

(4) ほかの機能との関連

OS又はデバイス・ドライバの機能で,物理ボリューム又は論理ボリュームの入出力エラーを検知するまでの時間を指定する場合は,「UAP又はユティリティの実行時間の監視(無応答障害時の影響を抑える方法)」に記載しているオペランド又はオプションの指定に注意が必要です。

OS又はデバイス・ドライバの機能で指定した時間がこれらのオペランド又はオプションに指定した時間より長い場合,入出力エラーを検知する前に監視対象が強制終了します。したがって,これらのオペランド又はオプションで指定する監視時間を長くするなどの対応が必要になります。

注※

例えば,HP-UXのpvchangeコマンドやlvchangeコマンドの-tオプションが該当します。機能の詳細については,OSやデバイス・ドライバのマニュアルを参照してください。