19.3.1 最適化情報パラメタファイルとは
最適化情報パラメタファイルとは,表の特性を示す情報がテキスト形式で記述されたファイルを指します。この最適化情報パラメタファイルを使用することで,ユーザが任意に記述した最適化情報をディクショナリ表に登録し,SQLの最適化に反映させることができます。
また,ディクショナリ表に登録されている最適化情報を,最適化情報パラメタファイルに退避することもできます。
最適化情報パラメタファイルの概要を次の図に示します。
(1) 最適化情報パラメタファイルの内容
最適化情報パラメタファイルには,表の行数,インデクスのキー値数,列値の分布などの情報が含まれています。
最適化情報パラメタファイルの具体的な項目については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」の「最適化情報パラメタファイル」を参照してください。
(2) 最適化情報パラメタファイルの作成方法
最適化情報パラメタファイルを作成するには,次の二つの方法があります。
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テキストエディタで作成する。
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pdgetcstコマンドで最適化情報パラメタファイルへの最適化情報の退避を実施する。
(a) テキストエディタで作成する場合
最適化情報パラメタファイルの各項目に任意の指定値を設定したい場合は,テキストエディタなどを使用して作成してください。
テキストエディタなどを使用して最適化情報パラメタファイルを作成する方法については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」の「最適化情報パラメタファイル」を参照してください。
(b) pdgetcstコマンドで最適化情報パラメタファイルへの最適化情報の退避を実施する場合
pdgetcstコマンドで最適化情報パラメタファイルへの最適化情報の退避を実施することで,ディクショナリ表に登録されている最適化情報を,最適化情報パラメタファイルに退避できます。退避する方法については,「最適化情報パラメタファイルへの最適化情報の退避」を参照してください。