15.2.1　RDエリアを追加する前に

(a)　pdmodコマンドの実行時にグローバルバッファを割り当てる方法

pdmodコマンドのcreate rdarea文のglobalbufferオペランドでグローバルバッファを割り当てます。この場合，既存のグローバルバッファ（システム定義のpdbufferオペランドの-r又は-oオプション指定のグローバルバッファ）にだけ割り当てられます。なお，次に示す場合はこの方法を使用できないため，(b)又は(c)の方法を使用してください。

• 追加するRDエリアのページ長がグローバルバッファのバッファサイズ以上の場合

• インデクス用又はLOB用のグローバルバッファに割り当てる場合

• 新規追加したグローバルバッファに割り当てる場合

この方法を使用して割り当てたグローバルバッファは，HiRDBを正常終了又は計画停止したときに無効になります。そのため，HiRDBを終了したときにpdbufferオペランドの指定値を変更してください。なお，システム構成変更コマンド（pdchgconfコマンド）を使用すると，HiRDBの稼働中にpdbufferオペランドの指定値を変更できます。

参考

• pdbufferオペランドの指定値を変更しないと，次回のHiRDB開始以降，追加したRDエリアは-oオプション指定のグローバルバッファに割り当てられます。

• HiRDBを再開始した場合はglobalbufferオペランドで指定したグローバルバッファに割り当てられます。

(b)　pdbufmodコマンドでグローバルバッファを割り当てる方法

pdbufmodコマンドでグローバルバッファを割り当てます。この場合，既存のグローバルバッファだけでなく，新規追加したグローバルバッファにも割り当てられます。ただし，この方法でグローバルバッファを割り当てる場合は次に示す条件をすべて満たす必要があります。

• HiRDB Advanced High Availabilityを導入している

• pd_dbbuff_modifyオペランドにYを指定している

pdbufmodコマンドでグローバルバッファを割り当てる方法については，「HiRDBの稼働中にグローバルバッファを追加，変更，又は削除する方法（グローバルバッファの動的変更）」を参照してください。

(c)　システム構成変更コマンド（pdchgconfコマンド）でグローバルバッファを割り当てる方法

システム構成変更コマンドでpdbufferオペランドの指定値を変更してグローバルバッファを割り当てます。この場合，既存のグローバルバッファだけでなく，新規追加したグローバルバッファにも割り当てられます。ただし，この方法でグローバルバッファを割り当てる場合はHiRDB Advanced High Availabilityが必要になります。

システム構成変更コマンドでHiRDBシステム定義を変更する方法については，「HiRDBの稼働中にHiRDBシステム定義を変更する方法（システム構成変更コマンド）」を参照してください。