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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


13.13.4 データ再登録時の運用

例題(境界値指定の場合)」,「例題(格納条件指定の場合)」,又は「例題(マトリクス分割の場合)」では,分割・登録後の事前にアンロードしたデータのロードは,RDエリア単位にデータベース作成ユティリティ(pdload)を実行することを説明しました。この運用では,複数のRDエリアにデータロードする場合にデータベース作成ユティリティ(pdload)を並行して実行できるため,業務停止による影響を少なくできます。また,データベース作成ユティリティ(pdload)実行時の排他制御がデータロードの対象となるRDエリアだけに限定できるため,そのほかのRDエリアをアクセスする業務には,影響を与えないという長所があります。

しかし,ユーザがデータを再登録する対象のRDエリアを正しく認識する必要があり,運用ミスを起こしやすいことと,複数のRDエリアにデータを登録する場合,データベース作成ユティリティ(pdload)を複数回実行しなければならないという短所もあります。

このため,業務停止時間を十分に確保でき,その間,分割・統合する表に対するアクセスを中断できる場合は,RDエリア単位ではなく表単位のデータベース作成ユティリティ(pdload)でデータロードすることをお勧めします。