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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


13.1.1 定期的にデータベース状態解析ユティリティを実行します

データベース状態解析ユティリティ(pddbstコマンド)を定期的に実行して,データの格納効率を確認してください。

〈この項の構成〉

(1) 表の格納効率を確認するには

表の格納効率を確認するには,次のどちらかの方法を実施してください。

上記の方法で確認した情報から,次に示す作業が必要かどうかを判断してください。

抽象データ型を定義した表については,表単位の状態解析はできません。抽象データ型を定義した表については,RDエリア単位の状態解析(物理的解析)で表データの格納効率を確認してください。

(2) インデクスの格納効率を確認するには

インデクスの格納効率を確認するには,次のどちらかの方法を実施してください。

上記の方法で確認した情報から,次に示す作業が必要かどうかを判断してください。

なお,インデクス単位の状態解析はプラグインインデクスに関する情報を取得しません。

(3) クラスタキー及びクラスタリングデータページの格納効率を確認するには

クラスタキー及びクラスタリングデータページの格納効率を確認するには,データベース状態解析ユティリティの「クラスタキー及びクラスタリングデータページの格納状態解析」を実施してください。ここで確認した情報から,次に示す作業が必要かどうかを判断してください。

(4) RDエリア内のデータ格納効率を確認するには

RDエリア内のデータ格納効率を確認するには,次のどちらかの方法を実施してください。

上記の方法で確認した情報から,次に示す作業が必要かどうかを判断してください。

●そのほかの方法でもRDエリアの使用状況が確認できます
  • pddbls -aコマンドでもRDエリアの使用状況が確認できます。

  • データベース複写ユティリティ(pdcopyコマンド)でバックアップを取得したときに出力されるRDエリアの使用状況でも,RDエリアの格納効率が確認できます。

(5) HiRDB Control Managerを使用してデータベースの状態解析をする場合

HiRDB Control Managerのデータベース状態解析機能を使用すると,データベースの格納状態を視覚的に確認できます。機能の使用手順を次に示します。

  1. HiRDB Control Manager - Consoleを起動します。

    起動方法については,「HiRDB Control Manager - Consoleの起動方法」を参照してください。

  2. 操作対象のHiRDBサーバを登録します。

    既に登録されている場合は,この手順は必要ありません。登録方法については,「管理HiRDBの登録方法」を参照してください。

  3. タブメニューの[データメンテナンス]−[データベース状態解析]を選択して,[データベース状態解析ユティリティ]画面を表示します。

  4. 確認する対象を「情報種別」で選択します。

    • 表の格納効率を確認する場合

      「ユーザ表」を選択してください。

    • インデクスの格納効率を確認する場合

      「ユーザインデクス」を選択してください。

    • RDエリアの格納効率を確認する場合

      「RDエリア」を選択してください。

    「情報種別」を選択すると,対象資源の一覧が表示されます。この一覧から,確認したい資源(表,インデクス又はRDエリア)を選択します。

    [図データ]

  5. [状態解析][図データ])をクリックします。

    「ページ使用状態」に,状態解析結果が表示されます。

    画面上部の各ボタンから,表の再編成や空きページの解放などが実行できます。ページ使用状態の傾向と対策については,HiRDB Control Managerのヘルプを参照してください。

    [図データ]