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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


9.1.2 注意事項

  1. HiRDB/パラレルサーバの場合はユニットごとに$PDDIR/conf及び$PDCONFPATH下にサブディレクトリを作成して,HiRDBシステム定義の内容をチェックしてください。

  2. 稼働中のHiRDBが使用しているHiRDBシステム定義は変更又は削除しないでください。変更又は削除した場合はそのHiRDBの動作を保証できません。

  3. HiRDBが計画停止,強制終了,又は異常終了した場合,HiRDBシステム定義のオペランドで変更できるものと変更できないものがあります。変更できないオペランドについては,マニュアル「HiRDB システム定義」を参照してください。

  4. HiRDBシステム定義を変更した後に,$PDDIR/conf下のファイルのバックアップを取得してください。HiRDB運用ディレクトリがあるディスクの障害などに備えて,HiRDB運用ディレクトリ下のファイル($PDDIR/conf下のファイル)のバックアップを取得します。HiRDB運用ディレクトリを回復するには,$PDDIR/conf下のファイルのバックアップが必要になります。また,$PDCONFPATHがHiRDB運用ディレクトリ下にある場合は,同様にバックアップを取得してください。

  5. システム構成変更コマンド(pdchgconfコマンド)を使用すると,HiRDBの稼働中にHiRDBシステム定義を変更できるため,HiRDBを正常終了する必要はありません。ただし,このコマンドを使用する場合はHiRDB Advanced High Availabilityが必要になります。HiRDBの稼働中にHiRDBシステム定義を変更する方法については,「HiRDBの稼働中にHiRDBシステム定義を変更する方法(システム構成変更コマンド)」を参照してください。

  6. スタンバイレス型系切り替え機能使用時の注意事項です。正規BESユニットのHiRDBシステム定義を変更する場合は,正規BESユニット及び代替BESユニットをpdstop -uコマンドで正常終了してから変更してください。HiRDBシステム定義の変更後,正規BESユニットのユニット制御情報定義ファイル及びバックエンドサーバ定義ファイルを代替BESユニットにコピーしてください。詳細については,「HiRDBシステム定義ファイルの構成」を参照してください。