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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


5.3 ステータスファイルの状態遷移

HiRDB稼働中のステータスファイルの状態遷移を次の図,及び次の表に示します。

図5‒2 HiRDB稼働中のステータスファイルの状態遷移

[図データ]

表5‒3 HiRDB稼働中のステータスファイルの状態遷移

イベント

ステータスファイルの状態

オープン

クローズ

現用

予備

予約

閉塞

ACTIVE

STAND

BY

CLOSE

NONE

BLOCK

ADE

ステータスファイルの容量不足

→2

→1

pdstsswapコマンドの実行

→2

→1

pdstsclsコマンドの実行

→3

pdstsopenコマンドの実行

→2

出力

障害

両系障害

→5

片系障害

予備ファイルあり

→5

予備ファイルなし

片系運転可

両系運転中

片系運転中

→5

片系運転不可

→5

(凡例)

−:該当しない,又は状態が遷移しないことを示しています。

→n:イベント後のステータスファイルの状態を示しています。

例えば,→1の場合はイベント後にステータスファイルの状態は現用になります。

  • 表中の状態遷移はイベントが正常に処理されることを前提としています。

  • 予約又は閉塞ファイルに対してpdstsinit又はpdstsrmコマンドを実行しても,pdlsコマンドで表示されるステータスファイルの状態は変わりません。

注※

pdls -d stsコマンドの実行結果(ステータスファイルの状態)です。