3.4.4 注意事項
(1) データベースの回復について
データベースの回復にシステムログが必要なのにこの運用をした場合は,データベースの回復手段がなくなります。
(2) システムログファイルの容量について
更新量が多いトランザクションを実行すると,トランザクションの開始から終了までの間にすべてのシステムログファイルを使用することが考えられます。この場合,HiRDBはすべてのシステムログファイルの上書きを禁止します(上書きできない状態にします)。そうすると,現用として割り当てられるシステムログファイルがなくなるため注意してください。
(3) pdlogunld及びpdlogchgコマンドに制限事項が発生します
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HiRDBの稼働中は次に示すコマンドが使用できなくなります。
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pdlogunld(-fオプションを指定する場合だけは使用できます)
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pdlogchg(-Rオプションを指定する場合だけは使用できます)
HiRDBの停止中はこれらのコマンドを通常通り使用できます(全オプションを指定できます)。
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pdlogunld又はpdlogchgコマンドの実行処理中にHiRDBを開始しないでください。開始すると,pdlogunld又はpdlogchgコマンドがエラーになります。なお,pdlogunldコマンドがエラーになっても,アンロードログファイルが作成されることがあります。しかし,このアンロードログファイルはデータベースを回復するときに使用できません。