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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


1.4.1 ユニット単位の開始方法

次の表に示すコマンドを実行すると,HiRDBをユニット単位に開始できます。

表1‒5 ユニット単位の開始方法

開始モード

実行コマンド

開始モードの説明

前回の終了モード

正常開始

pdstart -u

pdstart -x

HiRDBの稼働中に,特定のユニットを正常終了させて,再度そのユニットを開始するときの方法です。正常開始では,前回稼働時の情報を引き継ぎません。

ただし,次に示す情報は引き継ぎます。

  • レプリカRDエリアのレプリカステータス

  • 障害閉塞しているRDエリアの状態

正常終了

再開始※1

前回の終了モードが右記の場合,HiRDBは(自動的に)再開始となります。再開始では,前回稼働時の情報を引き継ぎます。再開始時に引き継ぐ情報の詳細は,「HiRDBが再開始するときに引き継ぐ情報」を参照してください。

強制終了

異常終了

強制開始※2

pdstart -u dbdestroy

pdstart -x dbdestroy

通常は使用しないでください。ユニットを再開始できないときに使用します。データベースの回復処理をしないで,ユニットを強制的に開始します。

なし

注※1

再開始をする前に,必ず「計画停止,強制終了,又は異常終了したときの注意事項」を参照してください。

注※2

強制開始をする前に,必ず「HiRDB(ユニット)を強制開始するときの注意事項」を参照してください。