Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


18.2.10 データベース回復ユティリティ(pdrstr)実行時のメモリ所要量

データベース回復ユティリティ(pdrstr)実行時のメモリ所要量は,次に示す計算式で求めます。

〈この項の構成〉

(1) HiRDB/シングルサーバの場合

条件

メモリ所要量の計算式(単位:キロバイト)

シングルサーバ

65+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6

+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+50

+98+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)

+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6+c

+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100

+{(回復対象RDエリア数+99)÷100}×5

●バックアップファイルがこのサーバマシンにある場合に加算

+100+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)

+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6

+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100+1024

●アンロードログファイル,又はシステムログファイルを入力する場合に加算

+57+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)

+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6+64

+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100+d

+0.6×回復対象RDエリア数+ソート用ワークバッファサイズ(-yオプションの値)

●差分バックアップを使用した回復をする場合に加算

+32×2+↑(512+128×バックアップ対象RDエリア数)÷32768↑×32

+↑(256+128×バックアップ対象RDエリア数+a+8×b)÷32768↑×32

+↑(32×差分バックアップの継続回数)÷1024↑

ユティリティ専用ユニット

100+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)

+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6

+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100+1024

a:-bオプションに指定するバックアップファイルの名称長(バイト)

複数のバックアップファイルを指定する場合は,合計の名称長になります。

b:-bオプションに指定するバックアップファイルの数

c:書き込みバッファサイズを指定している場合はMAX(64,書き込みバッファサイズ),指定していない場合は60

書き込みバッファサイズは-Yオプションの指定値になります。

d:
  • 32ビットモードの場合:

    640+8×↑最大同時実行トランザクション数÷100↑

    +5×↑回復対象RDエリア数÷100↑

    +回復対象RDエリアの最大ページサイズ×54

    +9×ロールバック対象トランザクション数

    +0.02×回復対象RDエリアの構成ファイル数

    +↑(304+36+4×(回復対象RDエリア数−1)

      +352+304×(回復対象RDエリア数−1)

      +96+4×(回復対象RDエリア数−1)

      +384+320×(回復対象RDエリア数−1)+16)÷1024↑

  • 64ビットモードの場合:

    640+11×↑最大同時実行トランザクション数÷100↑

    +6×↑回復対象RDエリア数÷100↑

    +回復対象RDエリアの最大ページサイズ×54

    +9×ロールバック対象トランザクション数

    +0.03×回復対象RDエリアの構成ファイル数

    +↑(304+40+8×(回復対象RDエリア数−1)

      +400+336×(回復対象RDエリア数−1)

      +168+8×(回復対象RDエリア数−1)

      +408+336×(回復対象RDエリア数−1)+16)÷1024↑

(2) HiRDB/パラレルサーバの場合

条件

メモリ所要量の計算式(単位:キロバイト)

MGR

65+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6

+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+50

●差分バックアップを使用した回復をする場合に加算

+32×2+↑(512+128×バックアップ対象RDエリア数)÷32768↑×32

+↑(256+128×バックアップ対象RDエリア数+a+8×b)÷32768↑×32

+↑(32×差分バックアップの継続回数)÷1024↑

DS

35+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)+100

+98+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)

+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6+c

+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100

+{(回復対象RDエリア数+99)÷100}×5

●アンロードログファイル,又はシステムログファイルを入力する場合に加算

+57+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)

+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6+64

+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100+d

+0.6×回復対象RDエリア数+ソート用ワークバッファサイズ(-yオプションの値)

BES

98+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)

+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6+c

+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100

+{(回復対象RDエリア数+99)÷100}×5

●アンロードログファイル,又はシステムログファイルを入力する場合に加算

+57+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)

+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6+64

+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100+d

+0.6×回復対象RDエリア数+ソート用ワークバッファサイズ(-yオプションの値)

バックアップファイルがあるサーバマシン

100+2×MAX(32,pd_utl_buff_size)×回復対象サーバ数

+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6

+{(回復対象RDエリア構成ファイル数+25)÷16}×8+100+1024

a:-bオプションに指定するバックアップファイルの名称長(バイト)

複数のバックアップファイルを指定する場合は,合計の名称長になります。

b:-bオプションに指定するバックアップファイルの数

c:書き込みバッファサイズを指定している場合はMAX(64,書き込みバッファサイズ),指定していない場合は60

書き込みバッファサイズは-Yオプションの指定値になります。

d:
  • 32ビットモードの場合:

    640+8×↑最大同時実行トランザクション数÷100↑

    +5×↑回復対象RDエリア数÷100↑

    +回復対象RDエリアの最大ページサイズ×54

    +9×ロールバック対象トランザクション数

    +0.02×回復対象RDエリアの構成ファイル数

    +↑(304+36+4×(回復対象RDエリア数−1)

      +352+304×(回復対象RDエリア数−1)

      +96+4×(回復対象RDエリア数−1)

      +384+320×(回復対象RDエリア数−1)

      +16+32×回復対象RDエリア数)÷1024↑

  • 64ビットモードの場合:

    640+11×↑最大同時実行トランザクション数÷100↑

    +6×↑回復対象RDエリア数÷100↑

    +回復対象RDエリアの最大ページサイズ×54

    +9×ロールバック対象トランザクション数

    +0.03×回復対象RDエリアの構成ファイル数

    +↑(304+40+8×(回復対象RDエリア数−1)

      +400+336×(回復対象RDエリア数−1)

      +168+8×(回復対象RDエリア数−1)

      +408+336×(回復対象RDエリア数−1)

      +16+48×回復対象RDエリア数)÷1024↑