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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


10.11.2 データ用ローカルバッファの割り当て

〈この項の構成〉

(1) 異なるページ長のRDエリアが複数ある場合

異なるページ長のRDエリアが複数ある場合は,同じか又は近いページ長のRDエリアをまとめて一つのローカルバッファに割り当てます。これによって,メモリの使用効率が良くなります。

異なるページ長のRDエリアをまとめて一つのローカルバッファに割り当てると,ページ長が最も大きいRDエリアに合わせてローカルバッファが確保されます。このため,ページ長が小さいRDエリアに対してデータページの入出力をした場合,1面のローカルバッファに使用されない領域ができることになり,メモリの使用効率が下がります。

(2) UAPからのアクセス方法が異なるRDエリアが複数ある場合

同じページ長でも,UAPからのアクセス方法が異なるRDエリアが複数ある場合,例えば,用途が異なるRDエリア,順次処理が多くて更新が少ないRDエリア,追加や更新が多いRDエリアなどがある場合は,それぞれ異なるローカルバッファを割り当てるようにします。