XMLデータ型プラグインおよびIXXMLインデクス型プラグインの論理ファイルに対する排他制御のモードを表C-1および表C-2に示します。論理ファイルとHiRDBの排他制御の詳細については，マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。

表C-1　SQL実行時の排他制御のモード（SQLに対応した論理ファイルの使用）

SQL文	XMLデータ型プラグイン		IXXMLインデクス型プラグイン
	同時実行なし	同時実行あり	同時実行なし	同時実行あり
検索	×	×	PR	SR
更新	×	×	EX	PU※
追加	×	×	EX	PU※
削除	×	×	EX	PU※
LOCK文	×	×	×	×
表削除	×	×	×	×
インデクス定義	×	×	EX	EX
インデクス削除	×	×	×	×
全行削除	×	×	EX	PU※
表定義変更	×	×	×	×

（凡例）

PR：共用モード

EX：排他モード

SR：意図共用モード

PU：共用意図排他モード

×：同時実行できません。

注※

データ更新時は，XML Extensionのデータの整合性確保のために一時的に排他モード（EX）へ遷移しますが，整合性確保後，遷移前の排他制御のモードへ戻ります。

表C-2　ユティリティコマンドの排他制御のモード

ユティリティコマンド	表格納 RD エリア	抽象データ型 列定義 LOB用RD エリア	表	ノーウエイト表	インデクス格納RD エリア	インデクス	ページ	行	キー値	論理ファイル
phjidxls	−	−	−	−	ex/sr	−	−	−	−	ex/sr
phjincmt	−	−	−	−	ex	−	−	−	−	ex
phjexpnd	−	−	−	−	ex	−	−	−	−	ex
phjmodidx	−	−	−	−	ex	−	−	−	−	ex
phjstartidx	SR	SR	PR	−	SU	EX/PU	−	−	−	EX/PU
phjcond	−	−	−	−	ex	−	−	−	−	ex
phjdelay	SR	SR	PR	−	EX	EX	−	−	−	EX

（凡例）

PR：共用モード

EXまたはex：排他モード

SRまたはsr：意図共用モード

SU：意図排他モード

PU：共用意図排他モード

−：該当しません。

注

大文字は，表またはインデクスが存在するすべてのサーバ上で排他を取得します。

小文字は，指定されたRDエリアが存在するサーバ上でだけ排他を取得します。