HiRDB XML拡張機能 HiRDB XML Extension Version 9
インデクスファイルをRDエリアの空き領域に応じて作成し,インデクス全体のサイズを拡張します。
phjexpnd -d インデクス識別子 -r RDエリア名 [-l ログ取得方式] [-q 世代番号]
(4) コマンド引数
- -d インデクス識別子:
- 拡張対象のインデクス識別子を指定します。必ずインデクス作成時に指定したインデクス識別子を指定してください。
- UNIXの場合
インデクス識別子を「"」(ダブルクォーテーション)で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。「"」で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。また,インデクス識別子にスペースが含まれる場合は,「"」で囲む必要があります。なお,sh,cshおよびkshの場合は,さらに「'」(アポストロフィ)で囲む必要があります。
- Windowsの場合
インデクス識別子を「\"」で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。「\"」で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。また,インデクス識別子にスペースが含まれる場合は,「"」で囲む必要があります。
- -r RDエリア名:
- 指定されたインデクスがあるRDエリア名を指定します。
- UNIXの場合
RDエリア名を「"」(ダブルクォーテーション)で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。「"」で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。また,RDエリア名にスペースが含まれる場合は,「"」で囲む必要があります。なお,sh,cshおよびkshの場合は,さらに「'」(アポストロフィ)で囲む必要があります。
- Windowsの場合
RDエリア名を「\"」で囲んだ場合は,英大文字と英小文字が区別されます。「\"」で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。また,RDエリア名にスペースが含まれる場合は,「"」で囲む必要があります。
- -l ログ取得方式:
- インデクス拡張処理でのログ取得方式を指定します。
- 省略時は「p」が設定されます。
- a:
ログ取得モードで実行します。
ロールバックおよびロールフォワードに必要なデータベース更新ログを取得します。インデクスのバックアップを取得する必要はありません。
- p:
更新前ログ取得モードで実行します。
ロールバックに必要なデータベース更新ログを取得します。インデクス拡張処理後,バックアップを取得する必要があります。
- n:
ログレスモードで実行します。
データベース更新ログを取得しません。インデクス拡張処理前およびインデクス拡張処理後にバックアップを取得する必要があります。
- -q 世代番号:
- Staticizer Optionのインナレプリカ機能を使用する場合,処理対象とするRDエリアを0〜10の世代番号で指定します。指定を省略した場合は,カレントRDエリアが仮定されます。
- 0:
オリジナルRDエリアを対象とします。
- 1〜10:
指定した世代番号のRDエリアを対象とします。
- このオペランドは,Staticizer Optionがインストールされていない場合は指定できません。
- なお,インナレプリカ機能については,マニュアル「インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 9」を参照してください。
このユティリティは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
- このユティリティ実行中は,処理対象となるRDエリアに対して排他モード(EX)による排他制御をするので,ほかのトランザクションと同時に実行できません。
- このユティリティを実行するとインデクス情報の取得ユティリティで"Available Work Area Size"に表示される領域を次のサイズ分,割り当てます。
- 英文検索機能のインデクスの場合
拡張後RDエリアサイズの20%
- 英文検索機能以外のインデクスの場合
拡張後RDエリアサイズの5%
そのため,RDエリア拡張前の"Available Work Area Size"+拡張サイズ(またはRDエリア拡張後の"Available Work Area Size")が上記のサイズより小さいときは,インデクス領域を拡張できません。
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