(a) データ操作(XMLデータ登録/更新)
- 単一XMLデータ登録時
- 遅延更新機能またはインデクス未定義の場合
使用メモリ[メガバイト]= max ( besprocess,xmlpsize )
- インデクス作成の場合
使用メモリ[メガバイト]= max ( min(config指定メモリ×10-3 , docsize×5×10-6 ) , besprocess )
- besprocess = docsize×7.5×10-6
- xmlpsize:XMLPARSE関数を使用して登録する場合
xmlpsize= 10+ ( docsize×10+(element+attrcnt)×500)×10-6
- xmlpsize:XMLPARSE関数を使用しない場合
xmlpsize=0
- elementcnt:XMLデータ中の要素数合計値
- attrcnt:XMLデータ中の属性数合計値
- config指定メモリ:IXXMLインデクス型プラグインの環境設定項目「1件登録時最大メモリ」の設定値[キロバイト]
- besprocess:BESまたはSDSでの使用メモリ[メガバイト]
- docsize:XMLデータサイズ[バイト]
- 複数XMLデータ一括登録
- 差分インデクス統合,CREATE INDEX,遅延更新時のインデクス作成の場合
使用メモリ[メガバイト]= min ( config指定メモリ×10-3 , docsize×doccnt×6×10-6 )
- pdloadの場合
使用メモリ[メガバイト]= max ( docsize×6×XML型定義列数×10-6 , min ( config指定メモリ×10-3 , docsize×doccnt×6×10-6 ) , xmlpsize )
- docsize:平均登録XMLデータサイズ[バイト]
- doccnt:登録XMLデータ数
- config指定メモリ:IXXMLインデクス型プラグインの環境設定項目「一括登録時最大メモリ」の設定値[キロバイト]
- xmlpsize:XMLPARSE関数を使用して登録する場合
xmlpsize= 10+ (singledocsize×10+(element+attrcnt)×500)×10-6
登録XMLデータ中で単独のXMLデータが上記計算式で最大になる値を採用してください。
- xmlpsize:XMLPARSE関数を使用しない場合
xmlpsize=0
- elementcnt:単独のXMLデータ中の要素数合計値
- attrcnt:単独のXMLデータ中の属性数合計値
- singledocsize:単独のXMLデータサイズ[バイト]
(b) データ操作(XMLデータ削除)
使用メモリ[キロバイト]= 24
(c) データ操作(インデクス詰め替えユティリティ)
使用メモリ[メガバイト]= 10
- XMLEXISTS関数でIXXMLインデクスを使った検索を実行した場合
1回のXMLデータ検索での使用メモリ[メガバイト]= min ( config指定メモリ×10-3 , ヒット件数×検索ターム数×↑検索ターム平均長/2↑×20×10-6 )+ヒット件数×12×10-6+3
- 1SQLで複数のXMLEXISTS関数を指定した場合
検索時のメモリ所要量の最大値=1回の検索使用メモリ×1SQL文中に記述したプラグイン関数の個数
(e) 1RDエリア当たりの排他制御用共用メモリ
登録・検索同時実行を実行する場合,BESまたはシングルサーバ内のIXXML型用のRDエリア単位に,次のサイズの排他制御用共用メモリが必要です。この領域は,IXXML型用の共用メモリ中に確保されます。
- 使用メモリ[キロバイト]= max ( ( user_cnt×lock_obj_size×10 ) ×10-3,8 )
- user_cnt:HiRDBシステムで同時に実行できるユーザ数の最大数(HiRDB環境定義pd_max_users指定値)
- lock_obj_size:1排他オブジェクト当たりのサイズ[バイト]
- UNIXの場合
- 64ビット版XML Extensionの場合:48バイト
- 64ビット版以外のXML Extensionの場合:32バイト
- Windowsの場合
- 32バイト固定
登録・検索同時実行を実行する場合,BESまたはシングルサーバ単位に,次のサイズの共用メモリが必要です。
使用メモリ[キロバイト]= max ( ( rd_serve×8192×↓lock_size/8↓ ) /1024+↑( 32+16×rd_serve ) /8192↑×8,16 )
- rd_serve:1サーバ内のIXXML型用RDエリア数
- lock_size:IXXMLインデクス型プラグインの環境設定項目「1RDエリア当たりの排他制御用共用メモリサイズ」の設定値[キロバイト]
(g) 検索時最大ワークメモリサイズ
- 検索高速化インデクス(V2)機能を使用する場合
- 検索高速化インデクス(V2)機能を使用する場合の,検索時最大ワークメモリサイズ(phj_mem_search)に指定するメモリ使用量の目安(最低限必要な値)を次に示します。
- 使用メモリ[キロバイト] = (ターム数×2)※×64+( NOT検索指定数×登録データ件数/8)/1024
注※ (ターム数×2)の最大値は200です。
- メモリ使用量は検索条件によって異なります。検索時最大ワークメモリサイズの指定値が大きいほど,検索性能が向上します。そのため,ここで示した値より大きな値を検索時最大ワークメモリサイズに指定することをお勧めします。
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