HiRDB XML拡張機能 HiRDB XML Extension Version 9

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2.3.1 メモリ所要量

XML Extensionのメモリ所要量の見積もり方法について説明します。

<この項の構成>
(1) XMLデータ型プラグインとIXXMLインデクス型プラグインの場合

(1) XMLデータ型プラグインとIXXMLインデクス型プラグインの場合

(a) データ操作(XMLデータ登録/更新)

単一XMLデータ登録時

複数XMLデータ一括登録
(b) データ操作(XMLデータ削除)

使用メモリ[キロバイト]= 24

(c) データ操作(インデクス詰め替えユティリティ)

使用メモリ[メガバイト]= 10

(d) 検索
(e) 1RDエリア当たりの排他制御用共用メモリ

登録・検索同時実行を実行する場合,BESまたはシングルサーバ内のIXXML型用のRDエリア単位に,次のサイズの排他制御用共用メモリが必要です。この領域は,IXXML型用の共用メモリ中に確保されます。

使用メモリ[キロバイト]= max ( ( user_cnt×lock_obj_size×10 ) ×10-3,8 )
  • user_cnt:HiRDBシステムで同時に実行できるユーザ数の最大数(HiRDB環境定義pd_max_users指定値)
  • lock_obj_size:1排他オブジェクト当たりのサイズ[バイト]

UNIXの場合
64ビット版XML Extensionの場合:48バイト
64ビット版以外のXML Extensionの場合:32バイト

Windowsの場合
32バイト固定
(f) 共用メモリ

登録・検索同時実行を実行する場合,BESまたはシングルサーバ単位に,次のサイズの共用メモリが必要です。

使用メモリ[キロバイト]= max ( ( rd_serve×8192×↓lock_size/8↓ ) /1024+↑( 32+16×rd_serve ) /8192↑×8,16 )

(g) 検索時最大ワークメモリサイズ

検索高速化インデクス(V2)機能を使用する場合

検索高速化インデクス(V2)機能を使用する場合の,検索時最大ワークメモリサイズ(phj_mem_search)に指定するメモリ使用量の目安(最低限必要な値)を次に示します。

使用メモリ[キロバイト] = (ターム数×2)×64+( NOT検索指定数×登録データ件数/8)/1024

注※ (ターム数×2)の最大値は200です。

メモリ使用量は検索条件によって異なります。検索時最大ワークメモリサイズの指定値が大きいほど,検索性能が向上します。そのため,ここで示した値より大きな値を検索時最大ワークメモリサイズに指定することをお勧めします。