Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 パフォーマンスガイド


4.1 SQLトレースとUAP統計レポートを確認しよう

表にデータを格納したら,アプリケーションを実行してSQLトレースとUAP統計レポートを取得してください。そして,個々のSQL性能について確認してください。

[図データ][前提条件]

性能を正確に調査するための前提条件について,次に示します。

  • 性能を確認する際に接続するHiRDBサーバは,「アクセスパスを確認しよう」で説明した内容を本番環境と同じにしておく必要があります。また,次の設定についても同じ内容にしてください。

    ・HiRDBシステム定義

    ・OSの環境変数

  • アプリケーションを実行する環境は,次の設定を本番環境と同じ内容にしてください。

    ・HiRDBクライアント環境定義

    ・OSの環境変数

  • 性能を確認する際に接続するHiRDBサーバには,次の点を満たすデータを格納してください。

    ・データ量が本番環境と同等である。

    ・データの種類と分布が本番環境と同等である。

    ・データの格納順序が本番環境と同等である。ただし,格納順序を同等にすることが難しい場合は,探索条件に指定する列の値の順序ではなく,無作為な順序で格納してください。

[図データ][注意事項]

性能を調査する際の注意事項について,次に説明します。

  • 更新SQL文を使用するアプリケーションを実行する場合は,データが更新されます。