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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 パフォーマンスガイド


3.1 アクセスパスを確認しよう

SQL文が決定したら,アクセスパスに問題がないか確認してください。

アクセスパスとは,データベースへのアクセス手順のことです。処理効率の悪いアクセスパスになっていると,そのSQL文は処理に時間を要してしまいます。効率の良いアクセスパスにするためには,SQL文の修正が必要になる場合もあります。SQL文が決まった時点で,アクセスパスに問題がないか,必ず確認しておきましょう。

[図データ][こんなときは]

フレームワークを使用している場合など,SQL文を直接指定していないアプリケーションでは,アプリケーションが動作した時点で,アクセスパスを確認してください。

[図データ][注意事項]

確認する際に接続するHiRDBサーバは,次に示す点を本番環境と同じ構成にしてください。

  • HiRDBサーバの種別(HiRDB/シングルサーバまたはHiRDB/パラレルサーバ)

    HiRDB/シングルサーバとHiRDB/パラレルサーバでは,アクセスパスが変わることがあります。

  • 表の分割数および分割条件

    表の分割条件が変わると,アクセスパスが変わることがあります。

  • HiRDB/パラレルサーバの場合は,バックエンドサーバの数とRDエリアの配置

    RDエリアを管理するバックエンドサーバが変わると,アクセスパスが変わることがあります。