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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 XDM/RD E2接続機能


6.1.2 データ型

HiRDBクライアントからアクセスできるXDM/RD E2のデータ型を次の表に示します。

表6‒4 HiRDBクライアントからアクセスできるXDM/RD E2のデータ型

XDM/RD E2のデータ型

備考

使用可能なXDM/RD E2のバージョン

INTEGER

06-00以降

SMALLINT

06-00以降

DECIMAL

表定義(CREATE TABLE文)などにDECIMAL型を指定した場合,XDM/RD E2が内部的にLARGE DECIMAL型に変換します。

ただし,XDM/RD E2のRD環境定義文のHIRDB PROGRAM句にSQLSPECIFICATION XDMRDを指定した場合は変換しません。

06-00以降

LARGE DECIMALおよびNUMERIC

LARGE DECIMAL型に対してDESCRIBE文を発行した場合,SQLCODに返すデータ型はDECIMAL(X'E4'またはX'E5')になります。

06-00以降

FLOATおよびDOUBLE PRECISION

使用できる値の範囲および値の精度はVOS3の倍精度浮動小数点型(符号部=0ビット目,指数部=1〜7ビット目,仮数部=8〜63ビット目)とPCまたはWSの倍精度浮動小数点型(符号部=0ビット目,指数部=1〜11ビット目,仮数部=12〜63ビット目)の小さい方の値となります。

また,変換の過程で精度が変わったり,アンダーフローおよびオーバーフローが発生したりする可能性があります。

06-00以降

SMALLFLTおよびREAL

使用できる値の範囲および値の精度はVOS3の単精度浮動小数点型(符号部=0ビット目,指数部=1〜7ビット目,仮数部=8〜31ビット目)とPCまたはWSの単精度浮動小数点型(符号部=0ビット目,指数部=1〜8ビット目,仮数部=12〜31ビット目)の小さい方の値となります。

また,変換の過程で精度が変わったり,アンダーフローおよびオーバーフローが発生したりする可能性があります。

06-00以降

CHAR

06-00以降

VARCHAR

06-00以降

LONG VARCHAR

LONG VARCHAR型に対してDESCRIBE文を発行した場合,SQLCODに返すデータ型はVARCHAR(X'C0'またはX'C1')となります。

06-00以降

NCHAR

06-00以降

NVARCHAR

06-00以降

LONG NVARCHAR

LONG NVARCHAR型に対してDESCRIBE文を発行した場合,SQLCODに返すデータ型はNVARCHAR(X'B0'またはX'B1')となります。

06-00以降

MCHAR

06-00以降

MVARCHAR

06-00以降

LONG MVARCHAR

LONG MVARCHAR型に対してDESCRIBE文を発行した場合,SQLCODに返すデータ型はMVARCHAR(X'A0'またはX'A1')となります。

06-00以降

DATE

06-00以降

TIME

06-00以降

XDM/RD E2のバージョンが08-00以降の場合,小数秒精度の指定ができます。

08-00以降

TIMESTAMP

埋込み変数はSQLのCHAR型に対応する属性で定義します。

XDM/RD E2のTIMESTAMP型に対してDESCRIBE文を発行した場合,SQLCODはX'7C'またはX'7D'となるため,HiRDBクライアント側で動的SQLを実行するときはSQLCODにX'7C'またはX'7D'を指定しないでください。

07-00以降

XDM/RD E2のバージョンが08-00以降の場合,小数秒精度の指定ができます。

08-00以降

XDM/RD E2のバージョンが10-01以降の場合,上記の制限なしで使用できます。

10-01以降

INTERVAL YEAR TO DAY

06-00以降

INTERVAL HOUR TO SECOND

06-00以降

INTERVAL YEAR TO SECOND

埋込み変数はSQLのDECIMAL型に対応する属性で定義します。

XDM/RD E2のINTERVAL YEAR TO SECOND型に対してDESCRIBE文を発行した場合,SQLCODはX'60'またはX'61'となるため,HiRDBクライアント側で動的SQLを実行するときはSQLCODにX'60'またはX'61'を指定しないでください。

08-00以降

BLOB

06-00以降

抽象データ型

07-00以降

CLOB

11-00以降

(凡例)

−:備考はありません。

HiRDBクライアントからアクセスできないXDM/RD E2のデータ型を次の表に示します。

表6‒5 HiRDBクライアントからアクセスできないXDM/RD E2のデータ型

XDM/RD E2のデータ型

備考

BOOLEAN

SQL変数,SQLパラメタを使用したデータの受け渡しはできません。ただし,定数を使用したBOOLEAN型の更新はできます。

ROW