5.2.1 プリプロセス
XDM/RD E2接続用のUAPをプリプロセスする場合は,SQLプリプロセサ起動時にPオプションを指定します。Pオプション以外を指定した場合は,HiRDBのSQL仕様に従って構文チェックが実施されるため,XDM/RD E2で使用できるSQLがプリプロセスエラーになる場合があります。
SQLプリプロセサ起動時のオプションの指定を次に示します。
オプション |
内容 |
UNIX環境 |
Windows環境 |
||
---|---|---|---|---|---|
C |
COBOL |
C |
COBOL |
||
S |
構文チェックだけをして,ポストソースを出力しない場合に指定します。 |
○ |
○ |
○ |
○ |
O |
出力するポストソースのファイル名称を指定します。 |
○ |
○ |
○ |
○ |
h64 |
64bitモード用のポストソースを生成することを指定します。 |
− |
− |
− |
− |
P |
XDM/RD E2接続用のUAPをプリプロセスする場合に指定します。このオプションを指定した場合,構文チェックはされません。 |
○ |
○ |
− |
− |
Xc |
SQLプリプロセサが生成する文字列を引用符「"」で囲む場合に指定します。このオプションを省略すると,アポストロフィー「'」で囲みます。 |
− |
○ |
− |
○ |
XA |
Windows版のXAインタフェースを使用したUAPを作成するときに指定します。 |
− |
− |
○ |
○ |
Xo |
UAPから抽出したSQL文で標準出力する場合に指定します。
|
○ |
○ |
○ |
○ |
A |
SQLで認可識別子を省略したときに仮定する認可識別子を変更する場合に指定します。 |
○ |
○ |
○ |
○ |
XD |
DLLを作成する場合に指定します。 |
− |
− |
− |
○ |
Xe{y/n} |
PREPARE時のカーソルの自動CLOSE機能の有無を指定します。 |
○※ |
○※ |
○※ |
○※ |
Xv |
E2オプションを指定したときに,VARCHAR型,BINARY型に対応する構造体を,通常の構造体として解析することを指定します。 |
○ |
○ |
○ |
○ |
E{1/2/3} [”オプション文字列”] |
UAP中で使用されているプリプロセサ宣言文(定数と#ifdefなど)の有効化と埋込みSQL宣言節不要化を指定するオプション。 -E1:プリプロセサ宣言文の有効化を指定する。 -E2:埋込みSQL宣言節の不要化を指定する。 -E3:-E1と-E2を同時に指定する。
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○ |
○ |
○ |
○ |
Xp |
Windows版プリプロセサで厳密なSQLの構文チェックを行う。 |
− |
− |
− |
− |
Xr |
SQL文の実行時にCOBOLのRETURN-CODE特殊レジスタを更新しないポストソースを生成します。 UAPが,呼び出し元プログラムに返すリターンコードをRETURN-CODE特殊レジスタに設定してから,呼び出し元プログラムに制御を戻すまでの間にSQL文を実行する場合,このオプションを指定してください。 |
− |
○ |
− |
○ |
- (凡例)
-
○:XDM/RD E2接続機能時に指定できます。
−:該当しません。
- 注※
-
XDM/RD E2のバージョンが11-00以降の場合に有効となります。