ノンストップデータベース HiRDB Version 9 セキュリティガイド

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2.4.2 リモートログインの設定(UNIX限定)

HiRDBサーバへのリモートログインを許可すると,管理者以外の人間によってHiRDBが不正利用されるリスクが高くなるため,リモートログインを禁止してください。ただし,システム構成によっては,リモートログインを許可する必要があります。その場合は,必要なマシンからのリモートログインだけを許可するようにしてください。

参考
HiRDBサーバ以外のマシンからリモートログインしてHiRDBのユティリティまたはコマンドが実行できると,その分HiRDBが不正利用されるリスクが高くなるため,リモートログインを禁止します。
<この項の構成>
(1) HiRDB/シングルサーバの場合
(2) HiRDB/パラレルサーバの場合
(3) IPアドレスを引き継がない高速系切り替え機能を使用する場合

(1) HiRDB/シングルサーバの場合

HiRDBサーバへのリモートログインを禁止してください。スーパユーザはリモートログインができないようにOSの設定を行ってください。

(2) HiRDB/パラレルサーバの場合

HiRDB/パラレルサーバを構成するマシン間のリモートログインは許可してください。それ以外のマシンからのリモートログインは禁止してください。

参考
HiRDBのコマンドの中には,リモートシェル機能を使用して各マシンで実行するコマンドがあります。このため,HiRDB/パラレルサーバを構成するマシン間でリモートログインを許可する必要があります。

(3) IPアドレスを引き継がない高速系切り替え機能を使用する場合

IPアドレスを引き継がない高速系切り替え機能を使用する場合,現用系の情報を予備系に転送するためにリモートシェル機能を使用します。このため,現用系のマシンと予備系のマシン間のリモートログインは許可してください。それ以外のマシンからのリモートログインは禁止してください。