ノンストップデータベース HiRDB Version 9 セキュリティガイド
ここでは,このマニュアルの目的と使い方について説明します。
HiRDBシステムのセキュリティを強化する必要がある場合にこのマニュアルをお読みください。
マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」にもシステムの構築方法が説明されていますが,セキュリティを強化し,よりセキュアなシステムを構築する場合は,このマニュアルで説明している操作に従って,システムを構築・運用してください。
このマニュアルの1章〜4章はシステムを構築する前にお読みください。5章または6章はHiRDBの環境設定時に,7章は運用時にお読みください。また,8章はHiRDBクライアントの環境設定および運用のときにお読みください。
このマニュアルでは操作方法(ユティリティ,コマンド,SQLの使い方など)を説明していません。詳細な操作方法については,次に示すマニュアルの該当個所を参照させています。
特に次の表に示すマニュアルと関係が深いため,該当個所も併せてお読みいただくことをお勧めします。
また,システム定義,コマンド,クライアント環境定義,SQLなどは,HiRDBのマニュアルに記載されていないものは使用しないでください。
表1-1 このマニュアルと関係の深いマニュアル
マニュアル名 | 該当個所 | 内容 |
---|---|---|
HiRDB Version 9 システム運用ガイド | 機密保護機能 | DBA権限,スキーマ定義権限,CONNECT権限,および表のアクセス権限について説明しています。 |
CONNECT関連セキュリティ機能 | パスワードのセキュリティ対策(パスワードの禁止条件の設定および連続認証失敗許容回数の設定)について説明しています。 | |
セキュリティ監査機能 | 監査情報の取得方法について説明しています。 | |
HiRDB Version 9 SQLリファレンス | 定義系SQLのGRANT | 権限を与えるSQLについて説明しています。 |
定義系SQLのCREATE AUDIT | 監査対象イベントを定義するSQLについて説明しています。 |
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