21.1.2 JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティで使用するファイル
pdaudputでは,次のファイルを使用します。
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JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイル
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pdaudput用管理ファイル
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検索条件定義ファイル
それぞれのファイルについて説明します。
(1) JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイル
監査証跡のデータを,JP1/NETM/Auditで読み込める形式で出力したファイルです。
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出力先のサーバマシン
シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンに出力されます。
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ファイルの出力先及び名称
-dオプションで指定したディレクトリにauditmsg1.log及びauditmsg2.logという名称のファイルが作成されます。-dオプションの指定を省略した場合は,%PDDIR%\auditlogが仮定されます。
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ファイルの所有者及びアクセス権限
ファイルの所有者及びアクセス権限については,「-d 出力ディレクトリ」を参照してください。
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使用できないファイル
・BOMを持つファイル
・ダイレクトディスクアクセス(raw I/O)
(2) pdaudput用管理ファイル
pdaudput用管理ファイルは,ユティリティが使用するファイルです。JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルの面数や,監査証跡データの出力履歴を管理します。pdaudputを再実行する場合,このファイルの履歴を基にして,監査証跡表から出力するデータを選択します。
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出力先のサーバマシン
シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンに出力されます。
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ファイルの出力先及び名称
-dオプションで指定したディレクトリにpdaudputctrlという名称のファイルが作成されます。-dオプションの指定を省略した場合は,%PDDIR%\auditlogが仮定されます。
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ファイルの所有者及びアクセス権限
ファイルの出力先の上位ディレクトリの設定が引き継がれます。
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使用できないファイル
・BOMを持つファイル
・ダイレクトディスクアクセス(raw I/O)
(3) 検索条件定義ファイル
JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルに出力する情報を定義するためのファイルです。監査人が作成します。詳細は,「-w 検索条件定義ファイル」を参照してください。