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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


17.5.2 問合せ処理情報

 ----- QUERY ID : aa...a -----
 Query Type     : bb...b cc...c(cc...c)  dd...d{AA...A},...
 Sub Query Type : ee...e{BB...B}  [ff...f]
 IfThenCnd      :{CC...C}
 Transfer Type  : gg...g-CLM hh...h
 Order by Mode  : ii...i
 Having         :{DD...D}
 Group by Mode  : jj...j
 FLT Server     : kk...k(ll...l)  mm...m-CLM nn...n

[説明]

aa...a:

問合せIDを表示します。

問合せ指定単位に番号を付けます。コンパイルしたSQLが複数の問合せ指定で構成される場合,この行で区切って情報を出力します。

bb...b:

問合せの種類を表示します。

QUERY:

問合せ

DERIVED TABLE:

FROM句に問合せ式本体を指定した場合の導出表の問合せ

SUBQUERY:

副問合せ

WITH:

WITH句問合せ指定

VIEW:

ビュー定義の問合せ指定

DUMMY:

HiRDBが内部的に作成する問合せ

CONSTRAINT:

参照制約の制約条件内の副問合せ

cc...c(cc...c):

問合せの種類によって,次のように表示します。

  • WITH句問合せ指定の場合はWITH句問合せ名(相関名)となります。

  • ビュー定義の問合せ指定の場合はビュー表名(相関名)となります。

  • FROM句に指定した導出表中の問合せ指定の場合は,"(NO NAME)",又は"(NO NAME)(相関名)"を表示します。

  • HiRDBが内部的に問合せを作成する場合は,その問合せ結果を一時的に格納するために,内部的に作成する作業表名"(DUMMY 作業表番号)"となります。なお,作業表番号は3けたの整数です。

  • 参照制約の場合,制約条件内の副問合せのときには制約名となります。

dd...d{AA...A},...:

データを検索し,必要に応じて結合した結果に対して,GROUP BY,ORDER BY,DISTINCT,集合演算,排他処理などのために,作業表を作成する場合に情報を表示します。作業表を作成しない場合は表示しません。

作業表を作成する処理の組み合わせによって,複数の作業表を作成する場合はコンマで区切られます。

ソートをしないで作業表を作成する場合は,"LIST"を表示します。ソートをして作業表を作成する場合は,"LIST(SORT)"を表示します。

LIMIT句指定時に,作業表を作成しないで,ソート結果の先頭からn件だけをメモリ上で求める場合には,"MEM(SUBSORT)"を表示します。

ee...e{BB...B}:

副問合せの実行方式を表示します。副問合せの実行方式については,マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。

WORK TABLE ATS SUBQ:

副問合せの処理方式が作業表ATS実行の場合

WORK TABLE SUBQ:

副問合せの処理方式が作業表実行の場合

ROW VALUE SUBQ:

副問合せの処理方式が行値実行の場合

HASH SUBQ:

副問合せの処理方式がハッシュ実行の場合

NESTED LOOPS WORK TABLE SUBQ:

副問合せの処理方式がネストループ作業表実行の場合

NESTED LOOPS ROW VALUE SUBQ:

副問合せの処理方式がネストループ行値実行の場合

ff...f:

副問合せ実行方式のSQL最適化指定を指定した場合,その指定が有効か無効かを表示します。SQL最適化指定については,マニュアル「HiRDB Version 9 SQLリファレンス」を参照してください。

AS SPECIFIED:

有効です。

SPECIFICATION IGNORED:

無効です。

gg...g-CLM hh...h

副問合せ,WITH句問合せ指定,ビュー定義,集合演算,及びHiRDBが内部的に問合せを作成する場合,上位の問合せに結果を転送するときの転送方法を表示します。gg...gには転送に使用する列数,hh...hには転送方法の種類を表示します。転送方法の種類については,「転送方法の種類」を参照してください。

ii...i:

ORDER BYの処理方式を表示します。ORDER BY句を指定していない場合でも,暗黙的にORDER BYの処理をすることがあります。ORDER BYの処理方式については,「ORDER BY処理方式の種類」を参照してください。

ORDER BYの処理をしない場合,この行を表示しません。

jj...j

グループ分け処理(暗黙的グループ分け処理を含む)の処理方式を表示します。グループ分け処理方式については,「グループ分け処理方式の種類」を参照してください。

グループ分け処理をしない場合,この行を表示しません。

kk...k

フロータブルサーバの要求数を表示します。

ll...l

フロータブルサーバの使用目的を表示します。

検索実行時は,要求数を超えない範囲で,そのときに利用できるすべてのフロータブルサーバを使用します。HiRDB/シングルサーバの場合,この行を表示しません。

IMPLICIT GROUP BY:

明示的にGROUP BYを指定しない場合でも,集合関数処理のための内部的なグループ分け処理に使用します。

GROUP BY:

GROUP BYで指定したグループ分け処理のために使用します。

DISTINCT:

DISTINCT処理のために使用します。

ORDER BY:

ORDER BY処理をするために,フロータブルサーバを割り当てます。

FOR READ ONLY:

FOR READ ONLY句の処理のために,フロータブルサーバを割り当てます。

FOR UPDATE:

FOR UPDATE句の処理のために,フロータブルサーバを割り当てます。

FOR UPDATE OF:

FOR UPDATE OF 列名〔,列名〕…の処理のために,フロータブルサーバを割り当てます。

PRE-UPDATE DATA:

更新前データの参照処理のためにフロータブルサーバを割り当てます。

mm...m-CLM nn...n

フロータブルサーバへの転送方法を表示します。mm...mには転送に使用する列数を,nn...nには転送方法の種類を表示します。転送方法の種類については,「転送方法の種類」を参照してください。