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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


17.5 出力形式

 Version        :aa...a bb...bBES
 UAP Name       :cc...c
 Authorization  :dd...d
 -------------------------------------------------------
 Section No     :ee...e
 UAP Source     :ff...f
 Optimize Time  :gggg-gg-gg gg:gg:gg.gggggg
 Optimize Mode  :hh...h
 SQL Opt Level  :iiiiiiiiii(ii...i) = jj...j(kk...k),...
 Add Opt Level  :llllllllll(ll...l) = mm...m(nn...n),...
 Routine Name   :ss...s.ss...s
 SQL            :oo...o
 Work Table     :pp...p
 Total Cost     :qq...q
 Trigger Name   :tt...t
                     Procedure Name :uu...u
                     Action Time    :vv...v(ww...w)
                     Action Type    :xx...xx
 ----- QUERY EXPRESSION BODY ID : ... -----  ...................1
  :
 ----- QUERY ID : ... ----- ....................................2
  :
 JOIN  .........................................................3
  :
 SCAN  .........................................................4
  :
[説明]
  1. 集合演算情報です。集合演算情報については,「集合演算処理情報」を参照してください。

  2. 問合せ処理情報です。問合せ処理情報については,「問合せ処理情報」を参照してください。

  3. 結合処理情報です。結合処理情報については,「結合処理情報」を参照してください。

  4. 実表検索処理情報です。実表検索処理情報については,「実表検索処理情報」を参照してください。

Section No以降の情報は,SQLの個数分繰り返して表示します。

aa...a:

HiRDBのバージョンを表示します。修正版HiRDBの場合は,バージョンの後ろに記号が付きます。

bb...b:

HiRDB/パラレルサーバでのバックエンドサーバ数を表示します。HiRDB/シングルサーバの場合は表示しません。

cc...c:

クライアント環境定義のPDCLTAPNAMEで指定したUAP名称を表示します。

dd...d:

認可識別子を表示します。

ee...e:

セクション番号(SQLの対応を確認するための番号)を表示します。

ff...f:

UAPソースファイルの名称を表示します。

名称が30バイトを超える場合,先頭から30バイトまでとなります。

会話型SQL実行ユティリティからSQLを実行した場合は,pdsql-プロセスID,pdsql.exe-プロセスID,又はpdsqlw-プロセスIDとなります。

gggg-gg-gg gg:gg:gg.gggggg:

SQL最適化処理をした年−月−日 時:分:秒.マイクロ秒を表示します。

hh...h:

SQL最適化モードを表示します。SQL最適化モードについては,マニュアル「HiRDB Version 9 UAP開発ガイド」を参照してください。

COST_BASE_1:

コストベース最適化モード1が適用されています。

COST_BASE_2:

コストベース最適化モード2が適用されています。

iiiiiiiiii(ii...i) = jj...j(kk...k),...:

SQLコンパイル時のSQL最適化オプションの値を表示します。

iiiiiiiiii(ii...i):

SQL最適化オプションの値を16進数(10進数)で表示します。

jj...j(kk...k),...:

SQL最適化オプションに指定している機能名を,識別子(符号なし整数)で表示します。複数の機能を指定している場合は,コンマで区切って表示します。

llllllllll(ll...l) = mm...m(nn...n),...:

SQLコンパイル時のSQL拡張最適化オプションの値を表示します。

llllllllll(ll...l):

SQL拡張最適化オプションの値を16進数(10進数)で表示します。

mm...m(nn...n),...:

SQL拡張最適化オプションに指定している機能名を,識別子(符号なし整数)で表示します。複数の機能を指定している場合は,コンマで区切って表示します。

oo...o:

コンパイルしたSQL文を表示します。

pp...p:

SQL文を実行するための,作業表作成の契機の数を表示します。作業表を作成しないで実行する場合には0を表示します。

ソートをしない契機では,作業表を一つ作成します。ソートをする契機では,作業表を二つ作成します。

作業表作成の契機は,必ずしも同時とは限らないため,作業表用ファイルの容量見積もりで見積もった値より,少ない値でSQL文を実行できる場合があります。作業表用ファイルの容量見積もりについては,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。

qq...q:

HiRDBがコストベース最適化を用いて計算した,問合せの総コストを表示します。なお,この行はSQL最適化モードがコストベース最適化モード2の場合に表示します。

ss...s.ss...s:

ルーチン中のSQLの場合,ルーチン名を「認可識別子.ルーチン識別子」の形式で表示します。ルーチン中のSQLでない場合は表示しません。

tt...t:

HiRDBが実行するトリガの名称を表示します。実行するトリガがない場合は,tt...t〜xx...xを表示しません。

実行するトリガが複数ある場合は,複数行に分けて表示します。複数行に分けて表示する場合は,実行順となります。

uu...u:

トリガ動作手続きの名称を表示します。

vv...v:

トリガ動作時期の種別を表示します。

BEFORE:

表に対する操作の前に実行するトリガ

AFTER:

表に対する操作の後に実行するトリガ

ww...w:

参照表定義時に定義した生成したトリガの場合,参照制約動作の種別を表示します。

CASCADE:

参照制約動作がCASCADE

xx...x:

トリガ動作の単位の種別を表示します。

FOR EACH ROW:

行単位トリガ

FOR EACH STATEMENT:

文単位トリガ

トリガ動作時期がBEFOREの行単位トリガ(TRIGGER1),トリガ動作時期がAFTERの文単位トリガ(TRIGGER2),参照動作がCASCADEで更新動作のときに生成したトリガ(URA2004050521222324)を実行する場合を例にすると,出力結果は次のようになります。

Trigger Name   : TRIGGER1
                     Procedure Name : (TRIG2003030405060708)
                     Action Time    : BEFORE
                     Action Type    : FOR EACH ROW
                 (URA2004050521222324)
                     Procedure Name : (TRIG2004050521222324)
                     Action Time    : AFTER(CASCADE)
                     Action Type    : FOR EACH ROW
                 TRIGGER2
                     Procedure Name : (TRIG2003091011121314)
                     Action Time    : AFTER
                     Action Type    : FOR EACH STATEMENT
〈この節の構成〉