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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


16.5.2 注意事項

  1. pdgetcstのリターンコードを次に示します。

    0:正常終了

    4:警告終了(ディクショナリ表操作で警告発生)

    8:異常終了

  2. pdgetcstの実行中に,処理対象の表及びインデクスの定義変更はしないでください。定義を変更した場合は,HiRDBの動作が保証されません。

  3. pdgetcstの実行中に,処理対象の表に対して行の挿入,削除,又はデータの更新をした場合,最適化情報に誤差が生じることがあります。

  4. pdgetcstは,表にデータがある状態で実行してください。表定義直後など,データが1件もない状態で実行すると,正しいコスト情報を取得できません。

  5. 最適化情報パラメタファイルに記述されている,文字列の文字コードがHiRDBシステムで使用されている文字コードと異なる場合,pdgetcstの動作は保証しません。

  6. 同一の表に対して,pdgetcstを同時に実行しないでください。同時に実行した場合,HiRDBの動作は保証されません。ディクショナリ表に最適化情報を登録するpdgetcstを同時に実行した場合,処理の終了を示すKFPN00013-Iメッセージが出力されますが,最適なアクセスパスにならないおそれがあります。

  7. pdgetcstがエラー終了した場合,HiRDBの動作は保証されません。出力されているエラーメッセージを参照してエラー要因を取り除き,再度pdgetcstを実行してください。pdgetcstを再実行してもエラーが続く場合は,マニュアル「HiRDB Version 9 システム運用ガイド」の「最適化情報の登録,更新,又は削除時にエラーが発生した場合」を参照して対処してください。

  8. pdgetcstを実行するとアクセス手順が変更になるので,実際のデータ特性が最適化情報と一致していないときは,性能が劣化することもあります。したがって,pdgetcstを実行する場合には,十分にテストをするようにしてください。

  9. 本番環境とテスト環境がある場合で,本番環境で最適化情報を取得するときは,テスト環境と同等の最適化情報を取得するため,テスト環境及び本番環境でデータ件数,データ値の分布は同じにしてください。