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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


16.5.1 規則

  1. pdgetcstは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。

  2. pdgetcstは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。

  3. pdgetcstは,ディクショナリ表,ビュー表,及び一時表に対して実行できません。なお,次に示す場合はエラーメッセージが出力されます。

    表単位で最適化情報の退避を実行したとき

    最適化情報を収集及び登録できないため,KFPN00014-Iメッセージが出力され,正常終了します。

    スキーマ単位で最適化情報の登録又は最適化情報の退避を実行したとき

    スキーマ単位の実行をサポートしていないため,KFPN00100-Eメッセージが出力され,エラー終了します。

  4. 最適化情報パラメタファイルに抽象データ型の列は指定できません。

  5. pdgetcstで収集した最適化情報は,pdgetcst実行後からSQLの最適化処理で使用できるようになります。

  6. pdgetcstを実行して登録した最適化情報と実際のデータベースの状態が一致していないと,適切なアクセスパスを選択できないため,性能が劣化することがあります。データベースの状態が変わるSQLを実行した場合は,pdgetcstを実行して最適化情報と一致させてください。

  7. 本番環境とテスト環境がある場合,表の行数,データ値の分布が同じ最適化情報になるようにしてください。ただし,最適化情報収集レベルがlvl1の場合は,表の行数を同じにするだけでよいです。

  8. pdgetcstを実行する場合,データディクショナリ用RDエリアは閉塞解除状態かつオープン状態でなければなりません。

  9. pdgetcstの処理対象となる表,インデクスが格納されているRDエリアの状態によって,そのRDエリアに対するpdgetcstの実行可否が決まります。pdgetcstの実行可否については,「コマンド実行時のRDエリアの状態」を参照してください。

  10. 出力結果ファイルと最適化情報パラメタファイルについては,HiRDB管理者に対してアクセス権限を与えておく必要があります。