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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


15.1.2 状態解析結果蓄積機能

状態解析結果蓄積機能とは,再編成時期予測機能を使用する場合に必要となる,DBの状態解析結果を蓄積するための機能です。

状態解析結果蓄積機能では,DB状態解析機能のRDエリア単位の論理的解析を実行し,解析結果を編集して解析情報表に格納します。状態解析結果蓄積機能は,毎日実行することをお勧めします。

状態解析結果蓄積機能の概要を次の図に示します。

図15‒6 状態解析結果蓄積機能の概要

[図データ]

状態解析結果蓄積機能には,予測レベル1予測レベル2の二つのレベルがあります。これらのレベルは,再編成時期予測機能の予測レベル1,予測レベル2にそれぞれ対応しています。なお,予測レベル2の場合,より詳細な予測をするため,予測レベル1に比べて実行時間が長くなります。予測レベル2の状態解析結果蓄積機能を実行する場合は,「予測レベル2での状態解析結果蓄積機能の実行方法」を参照してください。

なお,この機能で蓄積されるデータ量の見積もりについては,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」の「解析情報表及び運用履歴表を格納するデータディクショナリ用RDエリアの容量の見積もり」を参照してください。

状態解析結果蓄積機能を使用する場合の前提条件:

状態解析結果蓄積機能を使用する場合,次の準備をしておく必要があります。

  1. システム定義にpd_rorg_predict=Yを設定する。

  2. pdmodで解析情報表及び運用履歴表を格納するデータディクショナリ用RDエリアを作成する。