12.4.1 pdpgbfonの処理結果の詳細
pdpgbfonが正常終了した場合,コマンドを実行した標準出力に処理結果が表示されます。
(1) グローバルバッファへの読み込み対象がデータページの場合
pdpgbfon VV-RR *** BUFFER INFORMATION *** YYYY-MM-DD hh:mm:ss [1] TABLE NAME : USERA.TBL1 [2] [3] [4] [5] [6] [7] No. SERVER RFGET READ RFFLS 1 bes1 1,275 596 0 2 bes2 1,271 594 0 3 bes3 1,273 596 0 8365 20:03:54 un01 KFPL00738-I Pdpgbfon terminated, return code=0
- [説明]
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処理結果のヘッダ
VV-RR:バージョン,リビジョン番号
YYYY-MM-DD hh:mm:ss:pdpgbfon開始日時
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処理対象の資源名
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通番
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サーバ名
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参照GET回数※
pdpgbfonがグローバルバッファを参照した回数です。
管理(ディレクトリ)ページの参照回数も含まれるため,該当資源の使用ページ数より多い値が表示されます。なお,参照したページが既にグローバルバッファに読み込まれている場合は,実READは発生していません。
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実READ回数※
pdpgbfonがグローバルバッファを参照したときに目的のページが見付からなかったために,DBに対して入力要求をした回数です。
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参照バッファフラッシュ回数※
pdpgbfonがグローバルバッファ上にページを読み込むとき,グローバルバッファが不足したためにLRU方式で未更新ページをグローバルバッファから追い出した回数です。
グローバルバッファ上に別の資源のページ情報がない状態(例えばHiRDB開始直後など)で実行した場合に,この値が0以外のときは,全ページをメモリに読み込むにはグローバルバッファが不足していることを意味します。
- 注※
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表示できる回数は最大4,294,967,295です。これを超える場合,オーバフローします。
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(2) グローバルバッファへの読み込み対象がインデクスページの場合
pdpgbfon VV-RR *** BUFFER INFORMATION *** YYYY-MM-DD HH:MM:SS [1] INDEX NAME : USERA.(PRIMARY0000131193)[2] [3] [4] [5] [6] [7] No. SERVER RFGET READ RFFLS 1 bes1 75 69 0 2 bes2 75 69 0 3 bes3 75 69 0 INDEX NAME : USERA.IDX01 No. SERVER RFGET READ RFFLS 1 bes1 525 478 0 2 bes2 523 476 0 3 bes3 524 477 0 8373 20:04:04 un01 KFPL00738-I Pdpgbfon terminated, return code=0
- [説明]
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「グローバルバッファへの読み込み対象がデータページの場合」の説明を参照してください。なお,インデクス専用のグローバルバッファを割り当てた場合でも,該当するインデクスを格納するRDエリアの管理(ディレクトリ)ページへのアクセスは,RDエリアに割り当てたグローバルバッファ(指定がない場合は-oオプションに指定したグローバルバッファ)を使用します。そのため,インデクス専用のグローバルバッファが十分でも,RDエリアに割り当てたグローバルバッファが不足していると,参照バッファフラッシュ回数が表示されます。