10.3.9 report文(処理結果ファイルの情報の記述)
pdrbalの処理結果を出力するファイルの情報を指定します。
- <適用基準>
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pdrbal実行ホストの,表「コマンド実行環境でファイルを出力するディレクトリ」に示すディレクトリ以外に処理結果ファイルを作成したい場合に指定してください。
- <規則>
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report文を省略した場合,pdrbalを実行したホストの,表「コマンド実行環境でファイルを出力するディレクトリ」に示すディレクトリ下に処理結果ファイルが作成されます。
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pdrbalが終了するまで,処理結果ファイルの内容は保証されません。
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pdrbalがリターンコード=8で終了した場合,「移動した行データの情報」以降の情報が出力されないことがあります。出力された場合は,その情報はロールバック後(エラーが発生する直前のコミット時)のものとなります。
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- 〈この項の構成〉
(1) 形式
report 処理結果ファイル名
(3) システム定義のpd_tmp_directoryオペランド,環境変数TMP,及びreport文省略時に作成される処理結果ファイルの名称
作成される処理結果ファイルの名称は次の形式で作成されます。
%PDDIR%\tmp\REPORT-表識別子-一意となる文字列
表がTABLE1の場合,作成される処理結果ファイルの名称は次のようになります。
%PDDIR%\tmp\REPORT-TABLE1-aaaa00001
なお,表名称に\が含まれている場合,\をファイルパス名に使用するとパスセパレータとして扱われるため,「\」を「(」に置き換えます。
(4) 出力形式
pdrbalの処理結果ファイルの出力形式を次に示します。
pdrbal VV-RR(Object Option) *** DB REBALANCE *** yyyy-mm-dd HH:MM:SS [1] ------------------------------------------------------------------------ *** Table rebalance processing list *** Schema name : tanaka [2] Table name : rev_table [3] Table status : completed [4] ** Moved data information ** [5] [6] [7] [8] [9] No. Server Table rdarea name Remove row Insert row 1 sds user01 1,000,000 0 2 sds user02 2,000,000 0 3 sds user03 0 3,000,000 Total 3,000,000 3,000,000 [10] [11] ** Rebalance information ** [12] [13] [14] [15] No. Server Table rdarea name Status 1 sds user01 finished 2 sds user02 finished 3 sds user03 *** Exclusive execute information *** Start time : 2000-05-05 11:12:13 [16] End time : 2000-05-05 19:20:21 [17] pdrbal terminated, return code=0 [18]
- [説明]
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処理結果のヘッダ情報
VV-RR:バージョン番号
yyyy-mm-dd HH:MM:SS:pdrbalを開始した日付と時刻
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スキーマ名
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表識別子
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表のリバランス状態
completed:リバランス完了
processing:リバランス中
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移動元RDエリア又は移動先RDエリアの通番
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移動元RDエリア又は移動先RDエリアがあるサーバ名
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移動元RDエリア名又は移動先RDエリア名
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移動元RDエリアから移動した(削除した)行数
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移動先RDエリアに移動した(追加した)行数
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移動元RDエリアから移動した(削除した)行数の合計
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移動先RDエリアに移動した(追加した)行数の合計
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表格納用RDエリアの通番
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表格納用RDエリアがあるサーバ名
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表格納用RDエリア名
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RDエリアのリバランス状況
finished:リバランス完了
processing:リバランス中
error:エラー終了
空白:追加したRDエリア
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リバランスを開始した日付と時刻
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リバランスが終了した日付と時刻
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pdrbalのリターンコード
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- 注
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項番5〜9及び12〜15は,表定義で指定した表格納用RDエリア,次にALTER ADD RDAREAで追加したRDエリアの順で出力します。