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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


8.3.2 目的別の参照先一覧

ユーザが実行するアンロードの形態によって,指定するオプション,制御文が異なります。

(1)のオプション,及び制御文は必ず指定してください。(2)〜(4)で該当する項目があれば,その参照先にあるものが関連するオプション,及び制御文となります。なお,オプションについては,「オプション」が参照先となります。

〈この項の構成〉

(1) 必ず指定する項目

項目

参照先

オプション

制御文

pdrorgの処理内容

-k unld

ユーザが定義した表のアンロード(省略時仮定値が-c userなので省略できます)

-c user

アンロードする表の名称

-t

制御文を記述したファイル

制御情報ファイル名

アンロードデータファイルの情報

unload文

(凡例)−:該当しません。

(2) アンロードする表の属性によって指定する項目

項目

参照先

オプション

制御文

LOB列がある場合

-j

lobunld文

プラグインが提供する抽象データ型列(LOB属性)がある場合

-j

unld_func文

繰返し列がある場合

-W

array文

サプレスオプションが指定されている表の場合で,列の後方に連続してある空白を取り除きたいとき

-S

(凡例)−:該当しません。

注※

このオプションを指定すると,処理時間の短縮,及びアンロードデータファイルの容量を削減できます。

(3) アンロードデータファイル,又はLOBデータのアンロードファイルの種別によって指定する項目

項目

参照先

オプション

制御文

アンロードデータを,pdloadの入力データファイルに使用する場合,又はUAPで使用する場合

-W

fixtext_option文

ファイルを一本化する場合

-g

HiRDBファイルを使用する場合

-f

アンロードデータの格納順を指定する場合(クラスタキー順,インデクス順,又はデータ格納順のどれか)

-b

(凡例)−:該当しません。

(4) アンロードの方法によって指定する項目

項目

参照先

オプション

制御文

横分割表の場合で,特定のRDエリアだけアンロードしたい場合

-r

pdrorgを実行するユーザの認可識別子を,環境変数PDUSER設定値以外に変更したい場合※1

-u

グローバルバッファを使用しないで,ローカルバッファを使って一括入出力のアンロードをしたい場合※2

-n

アンロードの実行状態のメッセージ出力間隔を,10万行単位以外にしたい場合

-m

インフォメーションメッセージの出力を抑止したい場合

サーバ間通信の応答時間を監視したい場合

-X

pdrorgの実行時間を監視したい場合

option文

表データ中の空白文字コードを統一したい場合

option文

アンロードデータファイルのデータをUTF-8,又はUTF-16に統一してアンロードしたい場合

option文

BLOB属性の抽象データ型の列を,VARCHAR型でアンロードしたい場合

blobtovarchar文

次のどれかを実行したい場合

  • 不要なデータを削除してアンロードデータファイルを出力したいとき

  • データを更新してpdloadの入力データファイルにしたいとき

  • アプリケーション用に任意のフォーマットで出力したいとき

unlduoc文

(凡例)−:該当しません。

注※1

省略した場合は,環境変数PDUSERの設定値が仮定されます。環境変数PDUSERを設定していない場合は,ログインウィンドウのユーザ名が仮定されます。

注※2

一括入出力ページ数を指定すると,指定したページ数単位で一括入出力をするので,I/O回数を削減できます。