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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


8.2.2 目的別の参照先一覧

ユーザが実行する再編成の形態によって,指定するオプション,制御文が異なります。

(1)のオプション,及び制御文は必ず指定してください。(2)〜(4)で該当する項目があれば,その参照先にあるものが関連するオプション,及び制御文となります。なお,オプションについては,「オプション」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 必ず指定する項目

項目

参照先

オプション

制御文

pdrorgの処理内容

-k rorg

ユーザが定義した表の再編成(省略時仮定値が-c userなので省略できます)

-c user

再編成する表の名称

-t

制御文を記述したファイル

制御情報ファイル名

アンロードデータファイルの情報

unload文

(凡例)−:該当しません。

(2) 再編成する表の属性によって指定する項目

項目

参照先

オプション

制御文

インデクスが定義されている場合

-i

index文

-o

idxwork文

sort文

LOB列がある場合

-j

lobunld文

プラグインが提供する抽象データ型列(LOB属性)がある場合

-j

unld_func文

reld_func文

サプレスオプションが指定されている表の場合で,列の後方に連続してある空白を取り除きたいとき

-S

制約定義がある場合

constraint文

(凡例)−:該当しません。

注※

このオプションを指定すると,処理時間の短縮,及びアンロードデータファイルの容量を削減できます。

(3) アンロードデータファイル,又はLOBデータのアンロードファイルの種別によって指定する項目

項目

参照先

オプション

制御文

ファイルを一本化する場合

-g

HiRDBファイルを使用する場合

-f

アンロードデータの格納順を指定する場合(クラスタキー順,インデクス順,又はデータ格納順のどれか)

-b

(凡例)−:該当しません。

(4) 再編成の方法によって指定する項目

項目

参照先

オプション

制御文

横分割表の場合で,特定のRDエリアだけ再編成したい場合

-r

データベース更新ログを取得する場合,又は取得しない場合

-l

大量データの再編成の場合に,同期点を指定したいとき

option文

pdrorgの実行時間を監視したい場合

option文

表のステータスを強制的に通常状態に戻したい場合

option文

pdrorgを実行するユーザの認可識別子を,環境変数PDUSER設定値以外に変更したい場合※1

-u

グローバルバッファを使用しないで,ローカルバッファを使って一括入出力の再編成をしたい場合※2

-n

再編成の実行状態のメッセージ出力間隔を,10万行単位以外にしたい場合

-m

インフォメーションメッセージの出力を抑止したい場合

サーバ間通信の応答時間を監視したい場合

-X

表データ中の空白文字コードを統一したい場合

option文

再編成時に,表,及びインデクスの空き領域比率を変更したい場合※3

option文

再編成時に,不要なデータを削除したい場合

unlduoc文

(凡例)−:該当しません。

注※1

省略した場合は,環境変数PDUSERの設定値が仮定されます。環境変数PDUSERを設定していない場合は,ログインウィンドウのユーザ名が仮定されます。

注※2

一括入出力ページ数を指定すると,指定したページ数単位で一括入出力をするので,I/O回数を削減できます。

注※3

pdrorg実行時にRDエリアの容量不足が発生した場合,暫定的にRDエリアを拡張しないで処理を完了できます(ただし,空き領域比率が0の表,及びインデクスを除く)。