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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


8.1.4 表へのリロード

〈この項の構成〉

(1) 表へのリロードとは

表の再編成では,表中のデータをいったんファイルに退避した後,そのファイルのデータを再度表に格納します。このファイルのデータを再度表に格納する処理のことを表へのリロードといいます。

表へのリロードは,表単位,又はRDエリア単位(横分割表の場合)に実行できます。

表へのリロードの概要を次の図に示します。

図8‒8 表へのリロードの概要

[図データ]

(2) 別表へデータを移行する場合

別表へのデータ移行については,「表のアンロード」を参照してください。

(3) 表の分割条件を変更する場合

表の分割条件変更については,「表のアンロード」を参照してください。

(4) LOB列,又はプラグインが提供する抽象データ型列(LOB属性)がある表の場合のリロード

表の再編成の場合と同様に,LOB列構成基表とLOB列を同時にリロードできます。また,別々にリロードすることもできます。

(5) 文字集合を定義した表のリロード

文字集合を定義した表をリロードする場合,アンロードデータファイル中のデータの文字コードによって,文字コード変換の有無は異なります。アンロードデータファイル中のデータの文字コードが,文字集合の列の文字コードと同じであれば,文字コード変換はしないでそのままデータベースに格納します。異なるときは文字コード変換をしてからデータベースに格納します。

(6) 圧縮表のリロード

圧縮表をリロードする場合,アンロードデータファイルのデータが圧縮されているときは,そのままデータベースに格納します。データが圧縮されていないときは,データを圧縮してからデータベースに格納します。

なお,表の再編成時にエラーが発生し,圧縮されたデータを含むアンロードデータファイル(pdrorg -k rorgでアンロードされたファイル)をリロードする場合,アンロード元とリロード先の表の圧縮指定(圧縮指定の有無,及び圧縮分割サイズの指定値)が同じである必要があります。1列でも圧縮指定が異なる列がある場合,pdrorgはKFPL15327-Eメッセージを出力してエラー終了します。

(7) 予備列が定義されたFIX属性の表のリロード

予備列が定義されたFIX属性の表をリロードする場合,アンロード元とリロード先の表の予備列の有無が異なるときは,pdrorgはKFPL25343-Eメッセージを出力して異常終了します。アンロード元とリロード先の表の予備列の有無が同じ,かつ実行可否の条件を満たしているときは,リロードできます。実行可否の条件については,「アンロード元の表とリロード先の表の表定義が異なる場合のリロード実行可否」を参照してください。

(8) 同期点指定のリロード

同期点指定のリロードについては,「表の再編成」の同期点指定の再編成を参照してください。