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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


2.104.1 pdsvhostnameの形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

指定したサーバのホスト名をDAT形式で表示します。

(2) 実行者

HiRDB管理者が実行できます。

(3) 形式

 pdsvhostname -s サーバ名 〔-b〕

(4) オプション

(a) -s サーバ名 〜<識別子>((1〜8))

ホスト名を表示するサーバの名称を指定します。

<規則>
  1. HiRDBで定義されていないサーバ名を指定した場合,KFPS05041-Eメッセージを出力して終了します。

  2. 指定したサーバが停止中の場合(ユニットの停止も含む),ホスト名を表示しません。

  3. 指定できるサーバは,シングルサーバ,フロントエンドサーバ,ディクショナリサーバ,及びバックエンドサーバです。

(b) -b

タイトル行を表示する場合に指定します。

省略した場合,タイトル行は表示しないで,ホスト名だけ表示します。

(5) 出力形式

[説明]

aa...a:

-sオプションで指定したサーバが現在稼働しているホスト名(32文字以内)。

次のどれかのホスト名を表示します。

  • システム定義のpdunitオペランドの-x,又は-cオペランドに指定したホスト名

  • IPアドレス引き継ぎなしの系切り替え機能を使用している場合,現用系で稼働しているときは-xオペランドに指定したホスト名,予備系で稼働しているときは-cオペランドに指定したホスト名

  • 影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を使用している場合,指定したサーバが稼働中のホスト名

  • 1:1スタンバイレス型系切り替え機能を使用している場合,指定したサーバが代替部で稼働中のときは,代替部の稼働中のホスト名

(6) 規則

  1. pdsvhostnameコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。停止中に実行した場合は,KFPS01853-Wメッセージを出力して終了します。

  2. pdsvhostnameコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。システムマネジャ以外のサーバマシンから実行した場合,KFPS05037-Eを出力して終了します。

  3. DAT形式で出力する場合の出力規則については,「コマンド実行結果をDAT形式で出力する場合の規則」を参照してください。

(7) 注意事項

  1. pdsvhostnameコマンドの実行タイミングによっては,HiRDBが停止中であっても正常終了することがあります。次のどちらかの場合に発生します。

    • システムマネジャの共用メモリが残っている。

    • サーバが停止したとき,停止したことをユニットが検知していない。

  2. pdsvhostnameコマンドのリターンコードを次に示します。

    0:正常終了です。

    1:指定したサーバが停止中です。

    4:HiRDBが停止中です。

    8:エラー終了(メモリ不足も含む),又は指定したサーバがHiRDBにありません。

    注※

    イベントログ,又は標準エラー出力に出力されているメッセージを参照して,エラー原因を取り除いた後,再度pdsvhostnameコマンドを実行してください。