2.99.1 pdstsclsの形式と規則
(1) 機能
オープン状態のステータスファイルをクローズします。このコマンドでクローズできるファイルは,HiRDBシステム定義で定義したステータスファイルだけで,HiRDBが稼働中のときに有効です。現用のファイルはクローズできません。
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
(a) HiRDB/シングルサーバの場合
- ユニット用ステータスファイル
pdstscls 〔{-x ホスト名|-u ユニット識別子}〕 {-n 論理ファイル名|-f 物理ファイル名}
- サーバ用ステータスファイル
pdstscls -s サーバ名 {-n 論理ファイル名|-f 物理ファイル名}
(b) HiRDB/パラレルサーバの場合
- ユニット用ステータスファイル
pdstscls {-x ホスト名|-u ユニット識別子} {-n 論理ファイル名|-f 物理ファイル名}
- サーバ用ステータスファイル
pdstscls -s サーバ名 {-n 論理ファイル名|-f 物理ファイル名}
(4) オプション
(a) {-x ホスト名|-u ユニット識別子}
ユニット用ステータスファイルをクローズする場合,ユニット用ステータスファイルに対応するホストのホスト名,又はユニットのユニット識別子を指定します。HiRDB/シングルサーバの場合,自ホスト又は自ユニットに固定されているので省略できます。
- -x ホスト名 〜<識別子>((1〜32))
-
ユニット用ステータスファイルに対応するホストのホスト名を指定します。
- -u ユニット識別子 〜<識別子>((4文字))
-
ユニット用ステータスファイルに対応するユニットのユニット識別子を指定します。
(b) -s サーバ名 〜<識別子>((1〜8))
サーバ用ステータスファイルをクローズする場合,サーバ用ステータスファイルに対応するサーバの名称を指定します。
(c) -n 論理ファイル名 〜<識別子>((1〜8))
論理ファイルごとにステータスファイルをクローズする場合,クローズする論理ファイルの名称を指定します。指定した論理ファイルを構成するA系とB系のファイルを両方同時にクローズします。ただし,A系及びB系のファイルが,次の状態でないとクローズできません。
-
A系ファイル,B系ファイルのどちらかがBLOCKADE又はSTANDBY
-
A系ファイル,B系ファイルの両方ともBLOCKADE又はSTANDBY
(d) -f 物理ファイル名 〜<パス名>((167文字以内))
物理ファイルごとにステータスファイルをクローズする場合,クローズする物理ファイルの名称を絶対パス名で指定します。物理ファイル名は,HiRDBファイルシステム領域名¥HiRDBファイル名で指定してください。ステータスファイルに障害が発生した場合に,閉塞状態になった系のファイルではなく,STANDBY状態の系のファイルをクローズするときに指定します。
(5) 規則
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pdstsclsコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
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pdstsclsコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
(6) 注意事項
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pdstsclsコマンドのリターンコードを次に示します。
0:正常終了
8:異常終了(オプション指定不正,rsh失敗など)
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pdstsclsコマンドの結果は,pdlsコマンド(-d sts指定)で確認できます。