2.92.1 pdsetfw.batの形式と規則
(1) 機能
Windowsファイアウォールの例外リストにHiRDBを登録します。
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
pdsetfw.bat 〔"セットアップ識別子"〕 〔-fwpro{any|プロファイル{プロファイル}…}〕
(4) オプション
(a) “セットアップ識別子”
インストール時に指定したセットアップ識別子を引用符付きで指定します。標準セットアップを指定してインストールをした場合は,省略します。
指定したセットアップ識別子は,Windowsファイアウォールに次の形式で表示されます。
- "製品名 セットアップ識別子 (〜.exe)"
-
製品名には"HiRDB/Single Server"又は"HiRDB/Parallel Server"と表示されます。
(b) -fwpro{any|プロファイル{プロファイル}…}
“セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール”の例外リストに登録するプロファイルの範囲を指定します。現在,OSが使用しているプロファイルの範囲と異なる例外登録を実行する場合に指定します。なお,省略すると,OSが現在使用しているプロファイルの範囲に対して,例外登録します。
- any:
-
すべてのプロファイルに対して,例外登録します。Windows Server2008及びWindows Server2012の場合は,anyを選択します。選択しない場合,タイムアウトや異常終了するときがあります。
- プロファイル{プロファイル}…:
-
プロファイルには次のどれかを選択します。
- pub:
-
パブリックプロファイルに対して例外登録します。OSのプロファイルを変更する予定がある場合に,事前に登録するとき,変更後のプロファイルを選択します。ただし,プロファイルを変更後,HiRDBを開始してください。
- dom:
-
ドメインプロファイルに対して例外登録します。OSのプロファイルを変更する予定がある場合に,事前に登録するとき,変更後のプロファイルを選択します。ただし,プロファイルを変更後,HiRDBを開始してください。
- pri:
-
プライベートプロファイルに対して例外登録します。OSのプロファイルを変更する予定がある場合に,事前に登録するとき,変更後のプロファイルを選択します。ただし,プロファイルを変更後,HiRDBを開始してください。
(5) 規則
pdsetfw.batコマンドは,HiRDBを停止した状態で実行してください。
(6) 注意事項
pdsetfw.batコマンドの結果は,コマンド実行時のリターンコード,又はエラーメッセージの有無で確認できます。コマンド実行時のリターンコードが0の場合は正常終了,それ以外の場合は異常終了です。出力されるKFPC00406-Eメッセージの詳細コードに従って対処してください。