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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


2.83.1 pdprflevelの形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

PRFトレース取得レベル(pd_prf_levelオペランドの指定値)を表示又は変更します。

(2) 実行者

HiRDB管理者が実行できます。

(3) 形式

 pdprflevel 〔-l PRFトレース取得レベル〕

(4) オプション

(a) -l PRFトレース取得レベル

PRFトレース取得レベルを表示又は変更します。

PRFトレース取得レベル:

変更するPRFトレース取得レベルを指定します。PRFトレース取得レベルは,00000007(最小レベル),0000001f(標準レベル),0000007f(詳細レベル),000001ff(保守レベル),00000000(抑止レベル)で指定します。詳細は,マニュアル「HiRDB Version 9 システム定義」のpd_prf_levelオペランドを参照してください。

省略時:

PRFトレース取得レベルを16進数で表示します。

(5) 規則

  1. pdprflevelコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。

  2. pdprflevelコマンドは,各サーバマシンで実行してください。

(6) 注意事項

  1. pdprflevelコマンドのリターンコードを次に示します。

    0:正常終了

    8:異常終了

  2. このコマンドは,システム定義のpd_prf_traceにYを指定又は省略し,トラブルシュート情報取得プロセス(pdprfdプロセス)の起動中に実行してください。pdprfdプロセスが起動していないときにコマンドを実行すると,コマンドがエラー終了します。pdprfdプロセスは,OSのタスクマネージャなどで,起動状態を確認できます。

  3. このコマンドでPRFトレース取得レベルを変更した場合,次のPRFトレース取得ポイントから変更が有効になります。PRFトレース取得ポイントについては,マニュアル「HiRDB Version 9 システム運用ガイド」を参照してください。

  4. このコマンドでPRFトレース取得レベルを変更した後,HiRDBを終了後,再度HiRDBを開始すると,PRFトレース取得レベルはpd_prf_levelオペランドの指定値に戻ります。

  5. このコマンドでPRFトレース取得レベルを変更した後に系切り替えが発生した場合,変更後のPRFトレース取得レベルは待機系HiRDBへは引き継がれません。サーバモードで系切り替えを運用している場合は,待機系でも同じPRFトレース取得レベルを指定し,pdprflevelコマンドを実行してください。モニタモードで系切り替えを運用している場合は,系切り替え後にPRFトレース取得レベルを変更してください。