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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


2.68.1 pdls【-d scd】の形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

サーバのスケジュールの状態を表示します。

(2) 形式

 pdls -d scd 〔{-a|-s サーバ名}〕
 
             〔{-x ホスト名〔,ホスト名〕…|-u ユニット識別子〔,ユニット識別子〕…}〕

(3) オプション

(a) -a

pdlsコマンドを実行した時点で,起動中のすべてのサーバの,サービスのスケジュール状態を表示します。

(b) -s サーバ名 〜<識別子>((1〜8))

スケジュールの状態を表示するサーバの名称を指定します。

(c) -x ホスト名〔,ホスト名〕…

特定のホストについて情報を表示したい場合,そのホスト名を指定します。

-sオプションと同時に指定した場合は,-sオプションの指定が有効となり,-xオプションの指定は無視されます。また,複数のホスト名を指定する場合,コンマの前後には空白を含めないでください。

(d) -u ユニット識別子〔,ユニット識別子〕…

特定のユニットについて情報を表示したい場合,そのユニット識別子を指定します。

-sオプションと同時に指定した場合は,-sオプションの指定が有効となり,-uオプションの指定は無視されます。また,複数のユニット識別子を指定する場合,コンマの前後には空白を含めないでください。

(4) 注意事項

  1. pdls -d scdコマンドのリターンコードは,0の場合は正常終了,8の場合は異常終了となります。

(5) 出力形式

 HOSTNAME : aa...a(bbccdd)
 total server count ee...e   ....................................................1
 SVID   ST QUECNT MAXCNT USED_POL FREE_POL MAX_UPOL MAX_FPOL LAST_RECV_TIME
 ff...f g  hh...h ii...i jj...j   kk...k   ll...l   mm...m   nnooppqqrrss   .....2
    :   :     :        :       :         :        :        :
[説明]

1は,-sオプション指定の場合だけ表示されます。また,-aオプション指定の場合で,スケジューラの下で動作するサーバが複数あるときは,サーバの数だけ2が繰り返し表示されます。スケジューラとは,要求されたサービスのスケジューリングとプロセスの制御をするものです。

aa...a

ホスト名(32文字以内)

bbccdd

pdlsコマンドを実行した時刻(時分秒)

ee...e

スケジューラの下で動作するサーバの数(10進数6けた)

ff...f

サーバ名(8文字以内)

g

該当するサーバの稼働状態

S :サーバ準備中

A :スケジューリングできる状態

E :サーバ終了処理中

hh...h

現在のサービス要求キューイング数(10進数5けた)

ii...i

サービス要求の最大キューイング数(10進数5けた)

jj...j

転送データ用バッファの現在の使用サイズ(10進数8けた)

kk...k

転送データ用バッファの現在の未使用サイズ(10進数8けた)

ll...l

転送データ用バッファの最大使用サイズ(10進数8けた)

mm...m

転送データ用バッファの現在の最大連続未使用サイズ(10進数8けた)

nnooppqqrrss

最後にメッセージキューからメッセージを取り出した日時(年月日時分秒)

1度もメッセージを取り出していない場合は000000000000が表示されます。

g(該当するサーバの稼働状態)がEの場合,hh...hからmm...mには0が表示されることがあります。サーバ以外にユティリティの状態も表示されます。