Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


2.60.1 pdls【-d act】の形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

ユーザの状態を表示します。

(2) 形式

 pdls -d act 〔-s サーバ名〕
 
             〔{-x ホスト名〔,ホスト名〕…|-u ユニット識別子〔,ユニット識別子〕…}〕

(3) オプション

(a) -s サーバ名 〜<識別子>((1〜8))

指定したサーバのユーザの状態を表示します。省略した場合,HiRDBシステム内のすべてのサーバに関する,ユーザの状態を表示します。

(b) -x ホスト名〔,ホスト名〕…

特定のホストについて情報を表示したい場合,そのホスト名を指定します。

-sオプションと同時に指定した場合は,-sオプションの指定が有効となり,-xオプションの指定は無視されます。また,複数のホスト名を指定する場合,コンマの前後には空白を含めないでください。

(c) -u ユニット識別子〔,ユニット識別子〕…

特定のユニットについて情報を表示したい場合,そのユニット識別子を指定します。

-sオプションと同時に指定した場合は,-sオプションの指定が有効となり,-uオプションの指定は無視されます。また,複数のユニット識別子を指定する場合,コンマの前後には空白を含めないでください。

(4) 注意事項

  1. pdls -d actコマンドのリターンコードは,0の場合は正常終了,8の場合は異常終了となります。8の場合は,その前に出力されているメッセージを参照してエラー要因を取り除いてください。

(5) 出力形式

 HOSTNAME : aa...a(bbccdd)
 SVID    PID    ACTID                 LOCK-STATE
 ee...e  ff...f gg...g-hh...h-ii...i  j
[説明]

SVID「サーバ名」からLOCK-STATE「UNTIL DISCONNECT指定の排他保持状態」までの各項目は,1文字以上の半角空白を空けて表示します。

aa...a

ホスト名(32文字以内)

bbccdd

pdlsコマンドを実行した時刻(時分秒)

ee...e

サーバ名(8文字以内)

ff...f

プロセスID(99999以下の場合,10進数5けた以内で右詰め表示,100000以上の場合は,10進数10けた以内で左詰め表示)

100000以上の場合,UID(ユーザID)以降の項目の表示位置は右にシフトします。

ユニットの再開始で復元したユーザ情報の場合は,0を表示します。

gg...g-hh...h-ii...i

ユーザ識別通番(22文字以内)

20文字以上の場合,LOCK-STATE(UNTIL DISCONNECT指定の排他保持状態)以降の項目の表示位置が右にシフトします。

j

UNTIL DISCONNECT指定の排他保持状態

Y :排他を保持しています

N :排他を保持していません

<出力例>

プロセスIDが100000以上の表示を含む場合

HOSTNAME : HOST0001(144031)
SVID      PID     ACTID              LOCK-STATE
SERVER01  38095   16-1-1             N         … プロセスIDが99999以下
SERVER01  108221   16-1-2             N        … プロセスIDが100000以上
SERVER01   8101   16-1-3             N         … プロセスIDが99999以下