2.51.1 pdlogls【-d spd】の形式と規則
(1) 機能
シンクポイントダンプファイルの情報を表示します。
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
(a) HiRDB/シングルサーバの場合
pdlogls -d spd 〔-s サーバ名〕 〔-g ファイルグループ名〕 〔-e〕 〔-l〕
(b) HiRDB/パラレルサーバの場合
pdlogls -d spd -s サーバ名 〔-g ファイルグループ名〕 〔-e〕 〔-l〕
(4) オプション
(a) -s サーバ名 〜＜識別子＞((1〜8))
情報を表示するサーバの名称を指定します。
(b) -g ファイルグループ名 〜＜識別子＞((1〜8))
特定のファイルグループの情報を表示する場合に，そのファイルグループ名を指定します。省略した場合，指定したサーバの，すべてのファイルグループの情報が表示されます。
(c) -e
要素ファイルの情報を表示する場合に指定します。省略した場合，要素ファイルの情報は表示されません。
(d) -l
シンクポイントダンプ有効化のスキップ回数の上限値を表示する場合に指定します。省略した場合，シンクポイントダンプ有効化のスキップ回数の上限値は表示されません。また，シンクポイントダンプ有効化のスキップ回数監視機能を使用していない場合は0が表示されます。
(5) 規則
-
pdloglsコマンドは，-d spdの場合はHiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
ただし，次の場合は実行できません。
-
HiRDB開始処理中のとき
-
HiRDB終了処理中のとき
-
pdstart -rコマンドでHiRDBが稼働中のとき
-
-sオプションで指定したサーバのユニットが停止中のとき
-
-sオプションで指定したサーバが停止中，又は停止処理中のとき
-
-
pdloglsコマンドは，シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
(6) 注意事項
-
ファイルグループの状態の変更中（スワップ中，又はファイルグループを操作する運用コマンドの処理中など）に，pdloglsコマンドを実行すると，正しい状態が表示されないことがあります。
-
１レコードは，HiRDBファイルシステム領域上の4,096バイトのことです。
(7) 出力形式
(a) pdlogls -d spd -s サーバ名 -e -lを指定した場合
HOSTNAME: aa...a(bbccdd)
pd_spd_syncpoint_skip_limit: ee...e
Server Group Generation Status Log Log
name number group block
ff...f gg...g hh...h [i] jj...j kk...k
Status Path
Sys-A [l] mm...m
Sys-B [n] oo...o［説明］
- aa...a：
-
ホスト名（32文字以内）
- bbccdd：
-
時分秒（pdloglsコマンド実行時刻）
- ee...e：
-
シンクポイントダンプ有効化のスキップ回数の上限値（10進数）。シンクポイントダンプ有効化のスキップ回数監視機能を使用していない場合は0が表示されます。
- ff...f：
-
サーバ名（8文字以内）
- gg...g：
-
ファイルグループ名（8文字以内）
- hh...h：
-
世代番号（16進数8けた）
- i ：
-
世代状態
a ：上書きできない状態
u ：書き込み中，又は上書きできる状態
r ：予約の状態
- jj...j：
-
HiRDBが再開始するときに読み込むシステムログのファイルグループ名（8文字以内）
- kk...k：
-
HiRDBが再開始するときに読み込むログのブロック番号（16進数8けた）
- l ：
-
A系の物理ファイルの状態
o ：オープン状態
c ：クローズ状態
h ：閉塞状態
- mm...m：
-
A系の物理ファイルのパス名
- n ：
-
B系の物理ファイルの状態
o ：オープン状態
c ：クローズ状態
h ：閉塞状態
- oo...o：
-
B系の物理ファイルのパス名